マイあさだよりで「お託宣」のお話をしました | 郁丸ブログ

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新潟で民俗を愛好しつつ漫画を描いている高橋郁丸のブログです。
新潟妖怪研究所の所長であります。よろしくお願いいたします。

 

6月18日、マイあさだよりでお託宣についてお話をしました。

 

お託宣を始めたという畠山六郎重宗さん。

ラジオでこちらの座像についてもご紹介したのですが、

重宗さん、大河ドラマの鎌倉殿に登場している畠山重忠さんの弟さんであります。

 

重忠が北条に討たれたときに東北にいたため、難を逃れたということで、

沼垂の地に落ち着き、その間にお託宣を始めた、という伝承が伝わっています。

大河つながりで新潟県も市ももっと力をいれればいいのにね。

 

ところで神社明細帳を調べると、

かつては畠山重忠・重宗公が御祭神の「六郎神社」という神社が存在していた。

それが明治の終わりに「五社神社」と合祀となっている。

五社神社って?と思ったらこちらは「蒲原神社」のこと。

お祭りが「蒲原まつり」という名で有名になったので「蒲原神社」という社名に変えたのだそうです。

それが昭和43年のこと。いま、54歳か。

宮司さん40歳のころ。思い切ったことをしますね。びっくり。

 

六郎神社が蒲原神社に合祀されたときに、他にも二社が合祀されている。

同じく、その頃に沼垂白山神社もいくつかの神社を合祀している。

明治の終わりに道を広げるとか建物を建てるとか何かあったのかな。

その中で神主さんが兼務でも合祀されなかったのは高砂稲荷神社。

 

こちらは新発田藩のお蔵のお稲荷さんだったので、特別視されていたのかもしれません。

高砂稲荷神社にも新発田藩ゆかりのお宝仏像がありますが、少々寂れてきたような気がします。

醸造の町にふさわしい神様と思いますが。。。

 

残念ながら蒲原まつりの露店は今年も中止です。

でも御託宣はあります。今年も参拝しようかな。