もっと強く もっと深く 突き刺さして | 君を殺しても

君を殺しても

THE NOSTRADAMNZ Lucifer K nemoto

こちらではえらくお久しぶりです。

Lucifer the Lucci Nemoto a.k.a kouheiskywalkerです。

近況をご報告申し上げます。


◼️名前変えました

気持ちの上では変えてないんですけど、もうステージデビューしてからそれなりにキャリアも積んできまして、色んな方に色んな呼ばれ方されるので、もう全てを包括する方向にしました。

これで、ねもとでもねもやんでもこうへいでもルシファー(様)でもるっちでもいけますでしょう。

the end of genesis T.M.R.evolution turbo type Dを超えたい気持ちも正直ありました。

字数数えてないけどいい勝負なんじゃないでしょうか。


◼️衣装変えました

THE NOSTRADAMNZも結成から7年くらい経ってまして、途中コロナ禍が挟まったりしつつ、ようやく未来が暦の右側にも見えてきた感がありますよね。

で、シェハーンが入ってから、アー写に残ってないものも含めるとずっと黒着てたので、次は白くしようという示し合わせだけして、あとは各々で選びました。

というのも、我々って最初は白を着るのが割と大きなコンセプトの一つだったんです。






皆さんこの頃生まれてないと思うんですけど、ストリートでも全身白が一部ではトレンドだったんですよ。

あとは、時計仕掛けのオレンジもそうだし、貞子もそうだし、あとぼくとかみむらくんが当時ハマってたファニーゲームスという胸糞映画も、本当に悪い人って白を着てるなーと思ったんですよね。


↑モロこれを意識していたわけです。


新たなスタートがどうこうという気持ちだったわけじゃないんですが、世間の状況が少しずつ変わってきて、改めて白を着ると初心に還るというか、ああまだぼくはロックンロールをやれるんだ、という感じがします。


ちなみに今回ぼくは個人的に「未来から来たテディーボーイの末裔」をテーマにしています。

テディーボーイが何なのかはまたの機会に。


◼️シングルとMV出しました。

配信サイト色々


↑もうね、とりあえず観てくださいよ。


これは、はちゃめちゃに大変でした撮るの。

最後のほうなんて記憶途切れ途切れですもん。

すんごい朝早くというかもはや夜に集合してメイクしてえれえ遠くまで移動して、夜〜朝は極寒の中ぶるぶる震えながら準備して、撮影はマジのガチで真夏以上の、しばらくバクチクの「太陽に〜こーろされたー🎵」があたまから離れないくらいの暑さ。

暑いというか、熱い。

気待ちが熱くなるとかじゃない、単純に物理的に熱い。焼肉がどれだけ動物の肉を虐めている食べ物なかのかがわかりました。


しかし出来は非常にいいですよね。

自分でも何回も観てしまいます。

皆様もたくさん観て、お友達やご家族さま、仕事の取引先様やお客様、後輩、株主、隣家の住人、有名つながり麺の方々、有力者や権利者、ゼレンスキーにもプーチンにも漏れなくオススメしていただきたいです。


◼️SAIL AWAY -Decade flight-

今回出した楽曲ですが、コロナ禍前のあの頃、Mr.Chicken hat timersとのツーマンツアーに絡めて一度世に出た曲だったりします。

曲自体は更に前々から頭の中にあったんですが、歌詞はそのときにチキンハットに共感したことなどを含めて書き下ろしたものでした。


デモの段階から非常に高い評価を皆さまから頂きまして、企画モノで終わらせるのは勿体ないよ!と多方面から言われておりました。

それでもぼくは、「SAIL AWAY」の姉妹曲にあたる「Can't help falling to hell with you」のほうに

創作意欲的なものがごっそり移ってしまったので、正直セルフカヴァーとかに対しては後ろ向きで、それよりはぼくの中でもっと新しかった「Can't help〜」のほうでMVを撮ってシングル的に扱いたい気持ちがありました。


で、コロナ禍に入ったりえんどうさんのお見送りがあったり、そのあとはとにかく2人で形にすることとを念頭にライブを試行錯誤したり、さらにシェハーン製造後は新しい3人で何かを出したいという気持ちで「REVESURRECTION」の制作に没頭したり、振り返れば目まぐるしい日々でしたね。


そして「CLUB33」の解説を、途方もない年月を費やしながら書き上げたことで、自分の中でも「Can't〜」に対する気持ちに一旦整理がついたりしてる頃に、かみむらくんが今回のMVの構想を持ってきてくれて、改めて「SAIL AWAY」を新鮮な気持ちで振り返ることができたのです。


まあ、細かいことはこれまた今度にして、着想元になった楽曲を紹介していきます。


◼️イマジネーション元

「Decade flight」とサブタイトルがついたのは、TMネットワークの「Get Wild Decade Run」からきています。

名曲「Get Wild」のリメイクなんですが、当時のチャートからするとかなり攻めたアレンジだと思います。


あと、お分かりの通り「Rocket Dive」へのぼくなりのアンサーだったりもするんですが、これはhideさんが敬愛されていたKISSの「Rocket Ride」が元ネタです。


「Bright Shining Star」というワードは、パンクしか信じねえと決めていた17才のぼくにも、ストレートに響いてきた日本のレゲエの超名曲からきています。

英語はよくわかりませんが、おそらく強く憧れた誰かに対するリスペクトを歌っているように聴こえます。


「My honey dip」は、いつだかカヴァーもしたマクドナルドダックエクレアの超名曲です。

これも英語なのでよくわかりませんが、雪景色の中で絶望感に落ち着き払って旅支度をする(もしくは旅が終わった?)ような風景が浮かんできます。

「悴む」というイメージと、「honey dip」≒ (幼い、健康的な、天真爛漫な)恋人、みたいな存在に向けた、つまりあなたがたへの問いかけの表現です。

「もう神様に頼らないで」とは言い換えるとつまり「二度と無自覚のラクさに身を任せるな」ということです。

そう、最後の3秒間の最中であってもです。


もちろんMr.ChickenHat timersの世界観からも、前回はただワードを拾って捩じ込んだ感じだったけれど、時が経ってもっと深いところで影響されてるなと思います。

基本的に、やさぐれて堕落したダメ男目線というイメージなのだけど、なぜかそれが星空や宇宙に繋がる透明感やピュアさ、果てにはSF感すら感じる世界観が、元々ぼくの中にもある共通点でもあると思うのだけど、切り口が違うからか同じではないので、共感とリスペクトを持っています。


そして「SAIL AWAY」と「Can't help〜」の父母にあたるのが、何度でも言うけどこの曲です。

こういう、少年の心に突き刺さって一生抜けないようなパンクロックアンセムを、死ぬまでにもっとたくさん書きたい。

聴くたびにそう思う。

聴くたびに自分が考えたと思ってたフレーズがだいたいこの曲に詰まってることを痛感して少し死にたくなる。


たまたまこれを書いている瞬間に、以前vocalのKOJIさんをお見かけして、何度か対バンしてるのに畏れ多くて声をかけられずに遠巻きに見ていたことのある駅を通過して、しみじみしてしまいます。

お会いすると気さくに接してくださるのですが、何年もお会いしていないので次にお話できる機会があったら思いの丈をお伝えしたい。


そんなわけで、ぼくにしては手短かですが、久々に文章を書いてみるのもいいなと思ったので、時間はまた質問コーナーを設けようと思います。

いつになるかわからないけど。


それでは、撮影終盤にエンストを起こしたシェハーンと、すごく遠くにいるかみむらくんの画像でお別れです。さようなら。