【製作記】輸送機の練習機、T-400 | 岩倉石重工業 活動日記

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ミリタリー航空機の作品を中心に徒然なるままに書いていく、活動日記です。

ご興味があれば、みていただけると幸いです!

まいど、稲木です('ω')ノ

 

今回は、ホーカー・ビーチクラフトのT-400の設計・製作を行いました。

 

 

T-400とは?

 

T-400とは、新人操縦者の養成増加に対応するとともに、輸送機、救難機など飛行教育の効率性や質を向上するために導入された基本操縦練習機です。輸送機や救難機など、多座席型航空機の基礎的な運航形態の教育実施に適した航空機です。

8機が運用されており、浜松基地の41教育航空隊に編成されています。

 

 

設計イメージ

 

この作品は、諸事情で緊急で製作することとなり、製作から運用開始まで1週間といった形で作成しました。

通勤時間等で離陸方法や機体構造を簡単に調べました。

 

設計中の一面・・・

 

 

設計完了では、この状態となりました。

今回は前輪の不収納、内部のフィグ(人型パーツ)の未搭載という方針で、設計の簡略化・構成パーツの省略化を念頭に組みました。

 

 

 

製作風景

 

 

いつもの机で製作。

 

 

 

途中をかっ飛ばして、完成。

 

今回は、イレギュラーなことが起きており、設計時のパーツの中に、”日本国内在庫が無い”といったパーツがいくつかありました。

その中で一番ショックだったのは、エンジン系統です。外装は新灰色しかなく、エンジン内部パーツは全くないといった状態でした。

とりあえず代用として、しばらくの間はエンジンは外装のみの状態で展示します。

緊急の条件・案件だったこともあり手抜き感が拭えない作風になってしまい、いかに準備が大切かを再度感じる作品となりました。しかしながら、形にできたことは満足しており、改良点は少しずつ直していければと感じています。

 

”手抜き感がある作品”とは言いますが、主脚の展開方法と尾翼の作風は満足しています。

主格の展開方法はF-86シリーズから熟成してきた組み方を用いて上手くいきましたし、尾翼は今後輸送機等の作成に必要な組み方を出来たと感じています。

 

しばらくしたら、この作品の大型改修も考えています。

 

 

そして私は、また新たな作品を作っていきます。

(それよりも、修繕できる機体は早く直せよ、俺!!!)

 

では、次の記事で(=゚ω゚)ノ