【原設計】ウクライナの希望の翼、An-225! | 岩倉石重工業 活動日記

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ミリタリー航空機の作品を中心に徒然なるままに書いていく、活動日記です。

ご興味があれば、みていただけると幸いです!

まいど、稲木です。

 

世界の人にとって、驚きと悲しみを感じたであろう事変から一年が経ちました。

そして、その一連で、航空ファンの多くが悲しむ事態もありました。

 

An-225”ムリーヤ”の破壊です。

 

この機体は、ギネスブックに載っている”世界で一番大きい飛行機”としていくつかの分野で記載されている飛行機です。

この飛行機が運用する際、管制官やパイロットをはじめ多くの方がその物珍しさを感じる機体の一つだ、と聞いたことがあります。

 

そして、この機体は私たちが住んでいる日本にとっても、”ありがたい”飛行機でもあります。

2011年、東北大震災。

その際、フランスから日本へ救援物資を送る為に日本に飛来しました。

他の貨物機より大きい積載量を活かし、様々な物資・行先へ飛来しました。

また、2020年、COVID-19。

世界的に流行したCOVID-19に関連した医療物資を届けるため、世界各地を飛来しました。

 

様々な物資を運び、多くの方を間接的に助ける働きをした機体の一つが、寿命が尽きる前に倒れるのは、一人の航空ファンにとって、悲しい限りです。

 

前置きが長くなりましたが、今回はこの機体、An-225を設計しました。

 

 

An-225”ムリーヤ”の設計イメージ図

An-225”ムリーヤ”

 

今回、初めて設計した貨物機は大型機で、1/72スケールで設計しました。

それでも、全幅は120センチ程度、全長も100センチ程度の大きさで、総パーツ数は約3500パーツ。

相当大型な作品となります。

 

前の機首部分は一部パーツを外すことにより、実機と同じように開閉可能。

前輪・主脚は実機と同じ配置で、収納方法も可能な限り似せています。

尚、内部は4wlc(幅4スタッドの車)が2台並列で収納可能。

 

 

ここまで大きく設計できたのは良いのですが、問題点もありまして・・・

・予算

・主翼と尾翼の強度

の2点が、課題事項となっています。

これは、製作の際に少しずつ解決できればと考えています。

 

 

そして、前途多難な状況ではありますが、実機がまた空を飛んで、多くの方の”希望”と”夢”、そして”楽しさ”を運んでくれることを切に願っております。

(どのような形でもいいので!)

 

Хай щастить тим, хто воює за Батьківщину!

 

 

では、次の楽しい記事で!(=゚ω゚)ノ