お手製「妖怪べりまっち」製作秘話 | おばけのブログだってね、

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The 26th Anniversary of Formation

かっぱです。

 

先日の「妖怪とキノコ」イベントで販売した

お手製「妖怪べりまっち」其ノ弐、

 

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(↑写真は前回、製作したものですが)

 

 

「和綴じ」という方法だと思うのですが、

製作過程を写真に残したのでご紹介。

 

原稿を揃えまして

 

ガイドとなる穴の開いた厚紙を乗せて、

クリップで留めます。

 

キリで穴を空けるのですが、

けっこう力が要ります。

やっているうちに水かきが痛くなったので、

後半は電動ドライバーで一気に開けました。

 

 

穴が空いたらガイドの厚紙は外します。

紙の紐で原稿部分を閉じます。

 

結び目は出来るだけ潰しておきます。

 

小さい布切れ。

浴衣用の反物から切り取りました。

のりをつけて、

 

角を留めます。

 

表紙と裏表紙の紙をセットしてまたクリップで固定。

 

綴じ糸はラメの入った綿糸。おしゃれ心。

穴は4つ、中側の穴から糸を通していきます。

 

 

本の背になる部分にも糸が渡るように、

通します。

 

 

最初の穴に戻ったら、

糸を留めて、おしまい。

糸がほどけてこないように、留めた糸端を中に隠した後、

ボンドをちょんとつけておきます。

 

今回は一枚一枚、丁寧に書きました。

 

 

タイトルを貼り付けて出来上がりです。

 

平成の黄表紙、と勝手に呼んでいます。

 

有料携帯サイト『怪談百物語新耳袋』で毎週、書いている

コラム「かっぱの妖怪べりまっち」は

先週で354作目になりました。

妖怪であるかっぱから見た、

妖怪仲間のことやエピソードを語っています。

 

354作品の中でも、

CD「宇宙のかっぱ」の収録曲と連動する作品を中心に

今回、この小冊子を編集しました。

 

CDを聴きながらこの冊子を読むと、

曲のイメージが膨らむもの、また

曲とは違うニュアンスの作品もあります。

 

 

そんなところを楽しんでいただければ幸いです!