2024年3月27日 vol.78


健康好きな「ようじょうくん」です。
今回は、これまでにお伝えした漢方薬のまとめをしていこうと思います。

 

今回のテーマは、

 

 

 

 かゆみと漢方薬

 

 

今回は、乾燥や発汗の低下などから起こるかゆみと漢方薬のつながりについてお話をしていきたいと思います。

 

皮膚は、皮脂などにより表面が覆われています。この皮脂などのバリア機能が低下するとかゆみを感じやすくなります。

また皮脂の分泌は年齢を重ねると低下していきます。そうなると、よりかゆみが強くなっていきます。

 

下記のようなことでもかゆみが強くなります。

①空気の乾燥:体の水分の低下

②衣服のこすれ:摩擦によりかゆみを感じる神経を刺激します

③気温差:気温差により神経を刺激します

 

ではこのような、かゆみ状態を改善させる漢方薬をまとめていきたいと思います。

 

・当帰飲子(とうきいんし):冷え性の方で皮膚が乾燥しやすい方におすすめです。肌に潤いを与えます。

 

・牛車腎気丸(ごしゃじんきがん):のどが渇きやすい方でかゆみがある方におすすめです。水分の代謝を良くします。

 

・六味丸(ろくみがん):手足のほてり、のどが渇きがある方でかゆみがある方におすすめです。血流を良くします。

 

・真武湯(しんぶとう):アレルギー症状でのかゆみがある方におすすめです。体を温める効果があります。

             

・消風散(しょうふうさん):かゆみが強い方におすすめです。熱を冷ましてかゆみを抑えます。

 

・黄連解毒湯(おうれんげどくとう):アトピー性皮膚炎などの炎症に伴うかゆみにおすすめです。熱を冷ます働きがあります。

 

 

 

※漢方薬を使用の際には、医師、薬剤師または登録販売士に相談してください。
(注意する方)①医師の治療を受けている方②妊娠の可能性がある方、妊婦③体の虚弱な方
④胃腸の弱い方⑤発汗が著しい方⑥高齢者
服用後に、かゆみや吐き気、倦怠感などの症状が出た際には、直ちに医師の診察を受けてください。