こんにちは!
ようじょうくんです😊

少しずつ秋らしい空気になってきましたね。

前回は、秋の東洋医学のモノサシとして「燥(そう)」をご紹介しました。

秋は空気が乾燥しやすく、

「喉がイガイガする」
「鼻が乾燥する」
「肌がカサカサする」

など、「乾燥」にまつわる変化を感じやすい季節です。

東洋医学では、秋は五臓の「肺(はい)」と関係が深い季節と考えます。

そこで今回は実践編!

秋のセルフケアとして覚えておきたい、

「太淵(たいえん)」と「合谷(ごうこく)」

という2つのツボをご紹介します。

 

■ 秋と「肺」のおさらい

東洋医学でいう「肺」は、現代医学でいう肺という臓器だけを意味するものではありません。

呼吸をはじめ、鼻や喉、皮膚などとも関係する働きとして考えます。

そして、肺と表裏の関係にあるのが「大腸」です。

これまでのブログでも、

秋 → 肺 → 大腸

というつながりをご紹介してきましたね。

今回は、この「肺」と「大腸」に関係する経絡から、一つずつツボを選んでみましょう。

 

■ 肺経のツボ「太淵(たいえん)」

まずは「太淵」です。

太淵は、**手太陰肺経(てのたいいんはいけい)**にあるツボです。

場所は手首の親指側。

手のひらを上に向けて、手首のしわを見てみましょう。

親指側で、脈を感じるあたりにあります。

太淵は肺経の「原穴(げんけつ)」と呼ばれる重要なツボの一つです。

東洋医学では、咳や痰、喉など、肺に関係する症状に用いられることがあります。

「秋だから太淵を刺激すれば大丈夫!」ということではありませんが、秋と肺の関係を知るうえでも覚えておきたいツボです。

 

■ 大腸経のツボ「合谷(ごうこく)」

もう一つは、有名な「合谷」です。

合谷は、**手陽明大腸経(てのようめいだいちょうけい)**にあるツボ。

手の甲側で、親指と人差し指の骨が合流していくあたりにあります。

反対側の親指で探してみると、押したときに少し響くような場所が見つかると思います。

合谷は、顔面部や頭部の症状など、幅広く使われる代表的なツボです。

そして今回覚えてほしいポイントは、

「肺経の太淵」と「大腸経の合谷」

という組み合わせです。

肺と大腸は、東洋医学では「表裏」の関係にあります。

秋の養生をきっかけに、ツボだけでなく経絡同士のつながりも一緒に覚えてみてください😊

 

■ ツボは「押す」だけじゃない!

「ツボのセルフケア=指で押す」

と思っていませんか?

実は、ツボへの刺激方法にはいろいろあります。

自分に合った方法を選んで、無理なく取り入れてみましょう。

 

【① 指でやさしく押す】

一番手軽なのがツボ押しです。

反対側の親指などを使って、

「気持ちいい」と感じる程度

の強さでゆっくり刺激します。

数秒程度押して緩める動作を何度か繰り返してみましょう。

痛いほど強く押す必要はありません。

 

【② 貼るタイプの鍼(円皮鍼など)】

小さな鍼が付いたシールをツボに貼り、弱い刺激を持続させる方法もあります。

鍼灸院などで使われる「円皮鍼(えんぴしん)」もその一つです。

貼っている間も刺激できるので、セルフケアに利用されることがあります。

ただし鍼を使用するものなので、初めての場合は、鍼灸師などの専門家から正しい位置や使用方法の説明を受けてから使うのがおすすめです。

痛み・かゆみ・赤みなどが出た場合は使用を中止してください。

 

【③ チタンなどを利用した貼付テープ】

鍼が付いていない、貼るタイプのセルフケア用品もあります。

チタンなどを利用したテープ・シールタイプの商品も市販されています。

「鍼はちょっと怖い」という方なら、こうした貼付タイプを選択肢にしてもよいでしょう。

製品ごとに使用方法が異なるので、説明書に従って使用してください。

また、肌が弱い方はテープによるかぶれにも注意しましょう。

 

【④ 磁気治療器(エレキバンなど)】

磁石を皮膚に貼るタイプの家庭用磁気治療器もあります。

肩や腰だけでなく、製品の使用方法の範囲内でツボの周辺に貼って利用する方法もあります。

磁気治療器には製品ごとに使用上の注意があります。

特に、ペースメーカーなどの植込み型医療機器を使用している方など、使用してはいけない場合がありますので、必ず製品の注意事項を確認してください。

 

【⑤ お灸で温める】

ツボへの刺激といえば「お灸」もあります。

市販されている台座灸などを使えば、自宅で取り入れられるものもあります。

太淵や合谷を、お灸でじんわり温めるという方法もあります。

ただし、

「熱いほど効く!」というものではありません。

熱さや痛みを感じたら我慢せず、すぐに取り外しましょう。

火を使うお灸では、やけどや火災にも十分注意してください。

感覚が低下している部位への使用など、体の状態によってはセルフ灸が適さない場合もあります。

 

■ どの方法を選べばいい?

まず気軽に始めるなら、

「指でやさしく押す」

ところからで十分です。

もう少し継続的に刺激したいなら貼付タイプ、温める刺激が心地よい方ならお灸など、自分に合った方法を選んでみてください。

大切なのは、

「強い刺激=良い刺激」ではない

ということ。

ツボも毎日の養生の一つです。

無理なく、心地よく続けられる方法を選びましょう😊

 

■ 今日覚えてほしい2つのツボ

今回のポイントは、

肺経 → 太淵(たいえん)

大腸経 → 合谷(ごうこく)

そして、

肺と大腸は「表裏」の関係。

さらに、ツボのセルフケアは、

押す・貼る・温める

など、いろいろな方法があります。

自分の生活に取り入れやすい方法から試してみてくださいね。

次回は、秋の養生を「食」の面から見てみましょう!

「秋の食養生と漢方」

について、ようじょうくんと一緒に学んでいきましょう😊