一人のんびりと近くで開かれたアンティーク・マーケットへ出かけた。

 

少し前、フジコ・ヘミングさんが亡くなったことをニュースで知った。

 

彼女のドキュメンタリー番組を観た時、パリ、東京、京都の自宅が

映っていたのだけれど、見事なアンティーク家具が配置された

素晴らしいインテリアに、目を奪われた。

 

60歳を過ぎるまで、不運、不遇の時代が続いて、掃除婦をしていた時もあったというから

暮らしは決して楽なはずではなかったのに、生まれながらに審美眼を持ち合わせていたのだろう。

 

こういうお宅を見ると、新築マンションではなく、ヴィンテージ・マンションがいいな、と

思ったりもする(けれど、修繕にお金がかかるから、お金に余裕のある人じゃないと

難しいだろう。。。)

 

『ラ・カンパネラ』を聴きつつ、たまたま見つけたアンティーク・マーケットへ出かけたわけだけれど、息子から

「中古品、見に行くの?」

と言われ、ガクッ。

 

「中古品じゃなくて、アンティーク!」

と言い直して、出かけた。