モーグリスピーカーの改造記(7) | ステレオ匠 人見隆典のブログ

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ピュアオーディオを40年以上趣味で研究してきました。
その結果市販のスピーカーを超高音質なスピーカーに改造する方法を確立しました。
これを広めて豊かな音楽のある生活を普及させたいと思っています。

モーグリスピーカーの 壊れたボイスコイルを 巻き直しました。

 

 

左が巻く前で 右が巻き直した後です。

 

 

2層に巻くのですが、下段は綺麗に巻けますが 上の段は手巻きでは乱れて難しいです。

 

両方巻き終えた写真です。

 

 

そしてダンパーを接着して またエッジを張り替えます。

 

 

そして組み立てて音の確認をしました。

 

緑のモーグリ君はうまくいきましたが、青のモーグリ君は低音がビビります。

 

青のモーグリ君をもう一度分解して コイルまで確認しましたが、原因がよく解りません。

まる1日 青のモーグリ君の 風邪声の原因を調べていましたが、ようやく 錦糸線の半田付けの問題であることが 判明しました。

 

振動板が小さいので 錦糸線の影響が大きくて、半田付けの位置と角度によって、低音でコイルタッチを起こすようです。

 

最適な位置と角度に半田付けして 改造は完了です。

 

いよいよ最終の音の確認をします。

 

前聴こえていた低音の濁った音は ほとんど無くなりました。

どうも 前はコイルが少しズレて 変な音が聴こえていたような気がしますね。

なので 予定していたフィルター回路の追加は 見合わせることにしました。

回路を追加すると、音の感度が鈍くなり 音が小さくなる為です。

 

周波数特性を測ってみます。

緑のモーグリ君です。

 

 

青のモーグリ君です。

 

 

ほぼ同じ特性になっています。

これが精一杯ですね~。

 

でも、かなり聴きやすい音になりました。

超高感度の音で 立体感の再現性はかなりの物です。

姿同様 トランペットが良いですね。

マイルス・デイヴィスや サッチモがいいですよ。(笑)

 

低音は どうしても100円玉くらいの振動板では無理で、音量を上げると濁った音が混じるのは致し方ないですね。(涙)

 

でも何故かモーグリ君に見られながら聴くと ハッピーな気分で音楽を聴けますよ。

 

今日 モーグリ君を梱包して発送いたしました。

 

次はモーグリ君を卒業して オーディオ用のスピーカーの改造を お待ちしてます。(笑)

 

 

 

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