簡単確実な高性能スピーカーの見分け方 | ステレオ匠 人見隆典のブログ

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ピュアオーディオを40年以上趣味で研究してきました。
その結果市販のスピーカーを超高音質なスピーカーに改造する方法を確立しました。
これを広めて豊かな音楽のある生活を普及させたいと思っています。

以前ブログでも少し紹介しましたが、長年色々なスピーカーを改造してきた経験から、高性能スピーカーの簡単な見分け方を見つけました。

今回はその方法で、改造前のスピーカーと、ユーインメソッドによる高音質化改造をしたスピーカーの性能の差を客観的に見ることにします。

そのやり方について説明します。

まず、ステレオの左右スピーカーを密着させて設置します。
左右チャンネルに 20Hzから20KHzのサイン波のスイープ信号を同時に流し、左右スピーカーを鳴らして周波数特性を測ります。

次に、片方のスピーカーの入力端子の接続を逆にします。

こうして鳴らすと、隣り合わせに置かれた左右のスピーカーからお互いに逆の動きをした逆相の音が出てきます。そうすると、お互いに打ち消し合って音が小さく弱くなるはずですが、スピーカーから出てくる音が歪んでいると打ち消されずに、普通に音が聞こえるのです。

こうしてこの周波数特性を測定して、その差を見ます。差が大きいほど正確に打ち消し合っていて、歪が少ない証拠です。

京都市上京区の遊音工房北野試聴室では、改造効果を聴いていただくために、同じスピーカーで改造品と未改造品の聴き比べ用スピーカーを用意しています。ご来訪の方に聴き比べていただいて、ユーインメソッドによる高音質化改造の大きな効果を 実際に聴き比べてもらっています。

このスピーカーで、この逆相接続測定をしてみましょう。

まず、未改造スピーカーを隣り合わせで置きます。機種はダイヤトーンDS-28Bです。



普通に測定します。100から300Hz辺りは部屋の影響で凹凸が大きくなってます。




片方を逆接続して測定します。



聞いていると、低音域は少し弱い感じでしたが、300Hz辺りから高い周波数では同じくらいの音の大きさでした。データで見てもそのような結果ですね。


それでは、ユーインメソッドによる高音質化改造した同じDS-28Bで測定します。




普通に測定した結果です。100から300Hz辺りは部屋の影響で凸凹しています。



片側逆相接続です。



明らかに低域から中音域にかけて安定して静かに聞こえます。データで見ると、4kHz以下が10㏈程度下がっています。

今度は同じくユーインメソッドによる改造をして 更に漆でコーン紙を強化したDS-28Bで測定してみましょう。写真を撮り忘れたのでデータのみです。



片側逆相接続です。



こちらもやはり4kHz以下が10㏈程度下がっていますね。音も明らかに小さくなり弱々しく聞こえます。

普通に周波数特性を測って比較しても低音域が上昇した以外に改造効果は良く解らないのですが、この方法で見ると中音域も改造した効果が明らかに解ります。

周波数特性を測ることが出来る方は試してみてください。


周波数特性なんか測れないという方は、片側逆相接続にして、モノラル録音の音楽をかけて聴いてみましょう。

低音が少し弱く聴こえるだけで、ボーカルが普通に元気に歌っているスピーカーは残念ですが歪大です。

そのような時は ぜひ私の方にご相談ください。歪をなくして差し上げます。




株式会社 遊音工房 otoniasobu.com




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