《しっかし何なんだ…この間からなにか変だ…》


頭の中に強烈に広がる映像…

強烈な痛み…

闇に襲われそうな不安…

そう言えば彼女たちに会ってからだな…


そんなことを考えていたらすっと横に立っている星野に気がついた。


「ぅわっ!!」

思わず声をあげて驚いてしまった。

「…おまえさぁ…」

「…」

何も言わず無表情の彼女…


しかしそこに立つ彼女は

かなりぶかぶかのジャージのズボンを腰で押さえてて

小柄な星野がもっと小さく見えて…小学生みたいだった

「まぁいいや…」


「よかったら、それで帰るのもあれだし…俺んち近いから制服乾かしてく??」

女の子だし…俺は恐る恐るきいてみた

「ぃや…うち犬いるから!!」

わけのわからない防衛線もはってみた


「…」

彼女は無言でうなづいた


学校を出るころはさっきまでの雨が

ウソみたいに晴れていた。