こんにちは、You・Editです。
以前、ビートルズのブート、
Unreleased Mastersを紹介しました。
その時の記事はこちら
↓
UNRELEASED MASTERSを買ってみた 【その1】
その時の記事の中に
「他にも気になっているブートが・・・」と
述べました。
そこでついに(・・・大げさ?)
欲しかったブートを手に入れました。
WORK IN PROGRESS
OUT TAKE 1963
自身の大好きなジャンル
「アウトテイク」のブートCDデス。
持ち合わせている他のブートCDを聴き、
かつ資料を見ながら、
収録内容を調べてみました。
記憶違いや、間違いもあるかもしれませんが
購入を考えてらっしゃる方や
興味のある方はお付き合いください。
1 There's a Place (Take 1)
以前、ブログで紹介した
「Unreleased Masters」の中の
「The Lost Studio Sessions」というDiscに
同じものが収録されています。
アレンジは固まっているようですが
演奏が不安定な感じ。
2 There's a Place (Take 2)
完走テイクですが、採用されなかったボツテイク。
3 There's a Place (Take 4)
以前ブログで紹介した
「Ultra Rare Trax - Master Collection 2012」の
Disc1に収録されていました。
ちなみにTake 3は
イントロ後に中止してしまう未完走テイク。
このTake 3はTake 4とセットで
「Ultra Rare Trax - Master Collection 2012」に
収録されています。
4 There's a Place (Take 10)
公式盤のベースとなったテイク。
ただハーモニカはオーバーダブ(Take 13)のため
このテイクにはまだ入っていません。
5 There's a Place (Take 7)
1コーラス程度を歌い終えた後にストップする
未完走テイク。
6 I Saw Her Standing There (Take 4)
間奏の直前から開始して、
間奏開けまで演奏された編集用テイクで、
かつ公式音源には採用されたなかったテイク。
7 I Saw Her Standing There (Take 5)
これも同じく、間奏の直前から開始して、
間奏開けまで演奏された編集用テイクで、
かつ公式音源には採用されたなかったテイク。
8 I Saw Her Standing There (Take 6)
頭から演奏されていますが、
2コーラスくらい歌ったところで中断する未完走テイク。
このテイクの中止後に、
ポールの「テンポが早すぎる」の発言が入っています。
(2009リマスター盤のPlease Please Meに収録されている
特典映像で聞けるセリフ)
9 There's a Place (Take 11)
Take 10にハーモニカをオーバーダブしたテイク。
公式盤はTake 10にハーモニカをダビングした
Take 13が使われているようですが
自身はこのTake 11と公式盤との区別がつきませんでした(汗)。
10 I Saw Her Standing There (Take 10)
「Ultra Rare Trax - Master Collection 2012」の
Disc2に同じテイクが収録されています。
11 Misery (Take 2)
演奏開始が不安定なTake 2。
1コーラスくらい演奏したのち停止する未完走テイク。
ちなみにTake 1が
「Ultra Rare Trax - Master Collection 2012」の
Disc1に収録されています。
12 Misery (Take 4)
「Ultra Rare Trax」の
単体Disc(初出)のいずれかに入っていた気がします。
演奏開始後、比較的早い段階で歌詞のミスがあり
途中でストップする未完走テイク。
13 Misery (Take 6)
一応、完走テイクですが、
採用されなかったボツテイク。
「Unreleased Masters」の中の
「The Lost Studio Sessions」というDiscに
同じものが収録されています。
14 From Me to You (Take 3)
完走テイクですが、
結果採用されなかったボツテイク。
15 From Me to You (Take 4)
Take 3同様、完走テイクですが、
結果採用されなかったボツテイク。
16 From Me to You (Take 7)
完走テイクで、公式盤のベースになったテイク。
しかし、「Unreleased Masters」の中の
「The Lost Studio Sessions」というDiscに
Take 7が収録されていますが、
比較すると、どう聞いてもこの2つは違うテイクです。
おそらく、「Unreleased Masters」の中の
「The Lost Studio Sessions」に
収録されているTake 7は間違いだと思います。
17 Thank You Girl (Take 4)
完走ていくですが、採用されなかったボツテイク。
「Unreleased Masters」の中の
「The Lost Studio Sessions」には
なぜか、Take 4とTake 12が
つなげられたテイクが収録されています。
(これが公式盤のベースになる予定だったのでしょうか?)
18 Thank You Girl (Take 11)
エンディングの「アゥ~、アゥ~」から始まる
編集用の不採用テイク。
19 Thank You Girl (Take 12)
エンディングの「アゥ~、アゥ~」から始まる
編集用の不採用テイク。
でも聞いた感じはこれが公式盤の
エンディングのように思えます。
(資料ではエンディングはTake 13のようですが・・・)
20 From Me to You (Take 8)
Take 7にイントロと間奏のハーモニカを
ダビングしたテイク。
ただし、間奏明けでテープが停止してしまいます。
資料によるとTake 8はエンディングにも
使用されたはずですが
エンディングが収録されていません。
21 Hold Me Tight (Take 22)
未完走テイク。
最初の「You You You~」の直後に中止。
22 Hold Me Tight (Take 24)
公式盤の元になった完走テイク。
オーバーダブ前なのでコーラス、手拍子はナシ。
23 Hold Me Tight (Take 28)
Take 24に手拍子とコーラスを
オーバーダブする時のボツテイク。
結果、このテイクは使用されず、
Take 26がモノに、Take 29がステレオに採用された模様。
ちなみに、「Ultra Rare Trax - Master Collection 2012」の
Disc3にTake 29が収録されています。
24 Don't Bother Me (Take 10)
「Ultra Rare Trax - Master Collection 2012」のDisc1、
「Unreleased Masters」の中の
「The Lost Studio Sessions」に同じテイクが収録されています。
25 Don't Bother Me (Take 13)
公式盤の元になったテイク。
Take 10にも言えることですが、
ジョージのボーカルがシングルトラックでイイ感じ。
26 Don't Bother Me (Take 12)
未完走のボツテイク。2コーラス目の途中で演奏断念。
とまぁ、こんな感じでした。
アウトテイクを聴いていると、
その曲の成長過程が垣間見えてイイですね。
資料などを合わせて調べるのも楽しい。。。
ちなみにこのCD、2014年に出たみたいで、
ネット配信されている
Beatles Bootleg Recordings 1963とは
ダブりが無いらしい。
しかしBeatles Bootleg Recordings 1963は
高価で批判もあるようです。
自身も欲しいですが、価格がネックです。。。
値下げされれば購入も検討しますが。
この記事のアップに伴って使った資料は
「ビートルズ全曲バイブル」と
「ザ・ビートルズ
レコーディングセッションズ完全版」です。
これらは音源調査の必須アイテムですね。
今回はこのへんで、それではまた!
お付き合いありがとうございました!