日にち薬は効かず・・・ | お父ちゃんがんばれ!肺がんに負けない家族の闘病日記

お父ちゃんがんばれ!肺がんに負けない家族の闘病日記

2011年4月お父ちゃんが肺がん宣告されました。
かわいい娘のためにも、前向きにがんばる家族の日記です。

今日もひめのご希望により、5時までプレールーム(延長保育)のため、

パワーアップオープンした神戸三田プレミアムアウトレットのプレセールに行ってきました。


ふと、新規エリアの建設が始まって、この冬オープンするって話をしたとき

お父ちゃんが

マスオ 「まあその頃、俺いないけどね」

って言ったのを思い出し、

もともと洋服も、買い物も、たいして興味のなかった人だけど、

ほんとにいなくなってしまったな涙と悲しくなりました。


それに、お父ちゃんが唯一好きだったブランド『オークリー』が入っていて。


なのに お父ちゃんに『オークリー』入ってたよ!って知らせられなくて

なのに お父ちゃんのために買っていってあげることができなくて


ますます悲しくなっちゃって。


でも帰りの車の中、ひめの英語教材のDVDに入っているカーペンターズの『Sing』を聞きながら、

前向きモードに


音符 歌おう、大きな声で、力強く。


   悪いことではなく良いことを、悲しいことではなく幸せなことについて歌おう


そして夜は、リビングに入ったお仏壇に、ひめと話しかけながらごはんを食べ、


寝る前にはひめとお線香をあげ、今日もひめは


まるこ 「戻ってきますように」 と小さな声でお願いしていました。


私に、なんてお願いしたか耳打ちすると


まるこ 「だってお父ちゃんって大事やろ」


一瞬、珍しくひめが泣きそうな顔になって。


この子なりに、必死に耐えているんだなってことが伝わってきました。


よくお父ちゃんが、辛いことや悲しいことを忘れるのは


マスオ 「日にち薬や」


と言っていたけど、こればっかりはそのお薬は効きそうにありません。


でも私とひめが楽しく笑っていないと、お父ちゃんが悲しむから、

明日からも楽しく過ごせるように、がんばります!!*