直面した現実 | お父ちゃんがんばれ!肺がんに負けない家族の闘病日記

お父ちゃんがんばれ!肺がんに負けない家族の闘病日記

2011年4月お父ちゃんが肺がん宣告されました。
かわいい娘のためにも、前向きにがんばる家族の日記です。

ほんとはのんきにブログ書いてるような状況ではありません。


でも、気持ちを吐き出さないことには、爆発してしまいそうで・・・汗


先週12日(金)、早帰りのひめを連れて、お父ちゃんは参加できなかったけど、

4歳のお誕生日記念の写真撮影に行ってきました。


やっぱりな~当たり前だけど、かわいいひめのドレス姿、見せたかったな。


で、とにかく至急仕上げて欲しい旨を伝えましたが、なにぶんにも七五三シーズン

できるだけという回答でした。


帰りに病院に寄ると、日曜日にお話という予定だったN先生と急遽会うことになり、

自宅へ帰ることを希望するなら、もう1日でも早く!!ということでした。


とはいえもう金曜日の夕方

明日はひめの運動会

土曜日で、運動会のさなか、何をどうしたもんか、頭の中がグルグルで、まともに眠れませんでした。


土曜日、ひめの運動会。

ひめが出場しないプログラムの合間をぬって、介護のあんしん窓口へ電話。

老人介護ではなく医療系に通じたケアマネージャーさんを紹介してもらい、

運よく午後から打ち合わせの時間が持てた。


訪問診療をお願いしている病院にも電話し、日曜日に診療情報を持っていく言うと

「奥さんがいちいち動いたら大変だから、月曜日地域医療センターからFAXで大丈夫」

と言ってくれた。


午後ケアマネさんと打ち合わせし、火曜日朝にはベッドなどが搬入されることになった。


土曜日だというのに、運よく全てが連絡取れ、家の受け入れ体制は万全となった。


日曜日病院へ行き、

サザエさん 「家は準備万端だから、お家に帰れるようにがんばってよ」 と声をかける。


月曜朝、病院へ電話し、自宅の準備が整ったことを伝え、

地域医療センターと訪問医・訪問看護師さんとの連携をお願いしてひと段落したので、

予定通り、幼稚園の代休 ひめとUSJでしばし現実逃避。


ところが帰りの車でひめが熱を出す。

そのまま自宅近くのかかりつけへ行くと、なんと熱が39.4℃

お父ちゃんが倒れて以来、ちょっとひめを引っ張りまわし過ぎてしまったaya


ただでさえ、運動会という初めての一大イベントがあって、緊張や興奮があったろうに…


お父ちゃんの方は、なんならベッドが火曜日朝一で入ったら、午後には退院という勢いだったけど、

訪問看護師さんが、退院前に面会して打ち合わせしたいということになり、

確かにそれも大切と、退院は今日水曜日に変更された。


で、今日、ひめの熱も下がり、やれやれとなって、

午後1時に病院から、大事をとって民間救急車で帰ることになり、

午後2時には自宅へ昇降介助のヘルパーさんまで手配したのに・・・

午前病院から電話が入る。


訪問の先生が最短でもあさって金曜日にしか来れない上に、土日も来られないという。

訪問看護ステーションは24時間対応だけど、先日の面談の結果、

今のお父ちゃんの状態を看護師のみで見るのは危険という判断らしい。

つまり、毎日来てくれる医師がいなければ、自宅へ帰るのは無理というのです。


では金曜日外泊ではどうかという提案も受けたけど、

今の状態で片道1時間の道のりを2日続けて・・・

帰りたい気持ちとリスク・・・どっちをとるのか。


とにかく明日もう一度、N先生との話し合いとなった。


46歳というあまりにも短い一生に、残された時間はわずかというのに、

自宅に帰りたいという、そんな小さな願いさえ、叶えてあげることができないのか。

つくづく自分が無力で悲しい。


確かに病院は少ないけど、山の中の1軒家ではないのに、

どうしてそんなことすら対応してもらえないんだろう。


お父ちゃんと私たち家族の小さな願いを叶えてください。