No4
17:37
ようやく家に到着しました。
何年ぶりかのスノボ
昨日の夜
下半身のみストレッチしたら
今日の朝は
見事に上半身バキバキ
ストレッチってすごいですね
昨日は
9人のうち5人が初体験
その内の3人が研修生
発達障害の子
知的障害の子
コミュ症の子
板をつけるところから始まり
ラストで上がれば
板を外して降りてくる奴もいる
かたや
普通に行けば5分で降りて来れるとこを
90分かかる奴もいる
そんな中でも
頑張って頑張って
2日目の今日
こんな感じになりました
一番最初の動画の彼
彼は
1ヶ月前に千葉から来た新人研修生
なおや
以前
クリアアンサーっていう
自立支援に行ったけど
その後
また引きこもってしまった
うちに来て
飯を食ったり酒を飲んだり
色んなところに連れてく中
今回行く事になった子
初日
誰やらも成果が出ず
口から出るのは
弱音
泣き言
言い訳
僕の嫌いな言葉のオンパレード
昨日
彼と共に滑った時の
僕のゲレンデの待ち時間は
トータルで滑った時間の約8割
ほぼつきっきり
今日も朝から滑り始め
僕が少し進み
彼を待ち
また少し進み
彼を待つ
それを繰り返すうちに
少しづつ滑れる様になり
昨日は
『 おい!行くぞ! 』
と言わなければ
リフトに乗らなかった彼が
『 自分 行ってきていいですか? 』
と
自ら一人で行った回数
なんと
5回!
時間が来て
片付けが終わり
彼に
『 滑れる様になるにはどうしたらいい? 』
そう聞くと
『 恐怖心に勝つ事です 』
そう言いました
僕は
研修生や氷室の若い衆にいつも言ってる
人生を変えるのは
勇気と行動
そのまんまでした
帰り道
僕とひで
研修生3人とさくらを乗せて帰る中
突然
『 ガチっガチっガチっ 』
と音が鳴り出す
高速上ですぐに路肩に止めると
チェーンが切れてた
道も雪が溶けてたので
僕とひでがすぐに外そうとしたものの
狭い二車線の脇で
取り外してる横を車がビュンビュン通る
取り外しをしているひで
車に見える様に合図を送る僕
そして
車の中を見ると
さっきのなおやが僕をみている
それに気づきながらも
僕とひでで何度か取り外し
車の中に乗り込み
僕は即座に言いました
『 お前気付いとってなんで出てこんの? 』
彼の言い訳は
『 自分にできる事はないと思ったから 』
僕はカチンときて
『お前舐めてんの?出来る事ないからなんだ!』
と
説教が始まりました
彼に言ったのは
出来る事だろうがそうじゃなかろうが
人が困ってたら
『 どうしました?何か手伝いましょうか?』
それくらい言え!
ってね
そしてその後
サービスエリアでもどこでも
行き帰りもずっと運転してくれてる人がいるのに
ありがとう
の一言も出ない
もうこれダメだと思って
寮に着いてから
研修生3人を呼び出し
話をしました
あのな
人にしてもらったら
ありがとうなの
お前らは
それに気付かなかったって言うけどな
気付く事が当たり前なの
それが当たり前じゃないから
ごめんなさいも出ないの
いいか?
この世の中はな
ありがとうが一番大事
ありがとうってのはな
間違ったとしても
良い事
言われて嫌な気持ちになる人はいない
つまりな
失敗がないの
お前らはお前らなりに
今まで頑張ってきた
でも
報われなかった
だから
頑張る事が出来なくなった
でもな
失敗がないって事はつまり
お前らが傷つく理由がねーんだわ
わかるか?
やってみて損することがないの
こんな簡単で人の為になる事
そうそうねーんだぞ
だから
ありがとうとごめんなさいは
ちゃんと言え
それが出来る人になれ
ってね
言うだけでわかる程
簡単そうで簡単じゃないのは
僕もわかってます
でもね
本当に大事な事は
ちゃんと言わなきゃならない
ありがとうごめんなさいも言えないで
あの人がこの人がなんて
言う資格はない
僕はそう思ってる
だから
本気で伝えました
やっぱり昨日も書いた通り
遊びの中にも学びはある
楽しく学べるのが一番だけど
時には
こういう時もあって然り
山本五十六さんも言ってる様に
まずは
言ってきかすこと
彼はにとって
今日の話が身になる事
それを信じて今日は終わります
遅くなったけど
良い一日を!