“  父親として  “
✳︎今日は残念ながらがん細胞消えません。
 
 
 
おはようございます
今日は
1人の父親として主夫として
愛する次女 さくらへ
メッセージを残しておきたいと思います。
 
 
 
今日
いつも通りさくらを起こし
いつも通りおにぎりを握って
いつも通り玄関前の鏡を彼女がみながら

いつもと違う一言を聞きました

“ あー 一年終わったなぁ “

それを聞いて
僕も
あぁ そうだなぁ。

何とか一年やってこれたな。
そうです
今日はさくらの終業式

彼女が一年生の間
一度も見た事がない通知表
何度もした喧嘩

言われた事はないけど
きっと
あったであろう 寂しい思い。

あの子は
僕のブログを読む。

だからこそ伝えておきたい

さく

今日ね
鏡の前でさくが言った一言を聞いて
パパはその瞬間に
小学校でいじめられた事思い出した。

たった一人でもやってもらえた卒業式

勇気を振り絞って会いに行った
いじめっ子を含む小学校のクラスメート

助手席で隠れて震えてたね

サイドミラーから見える
そのいじめっ子と手を繋いで歩く背中は

パパの一生の宝物

中学に入って
ワクワクもドキドキも
沢山あったね。

クラスの子達と上手くいかない事も
いじめられたと感じたり
学校に行きたくなくなったり
色んな経験したね。

パパが出張で居ない日が多くても
一度も文句言わなかったね。

今日の朝
珍しくスッとおきたと思ったら
パパに動画を見せてくれたね。

その動画には
クラスの子達全員への
感謝のメッセージが一人一人に書いてあったね。

伝わると良いね。

さく
人はね
孤独を知ると強くなるんだよ

その強さってのはね
誰かに勝つ強さじゃなくて

誰かをわかりたい 支えたいって思える
そんな強さを得るの。

パパもさ
粋塾やって
子供達と接する中で
色んなことを経験して沢山学んでる

その中で
ハッキリと言い切れる事が一つある

それはね
誰からも好かれる人が凄いんじゃなくて

  

誰でも好きになれる人が凄いってこと。

パパね
さっきさくが徹夜で作った動画見て

この子凄いなって思った。

喧嘩もしただろうし
上手くいかない時もあった。

でも
最後に伝えようとしたことが
みんなそれぞれの良い所だったね。

流石 パパの子だね。

さっきも書いたけど
パパは
通知表を見てないよね

ハッキリ言ってどうでも良い

この一年で
今も書いたように

人を思いやり そして 伝える。

これが出来る時点で
100点満点だわ。

パパはさくのお陰で
料理とか家事とか先生と話すとか

今までしてこなかったことが
出来るようになった。

パパが作務衣着て学校行くと

そんな格好で学校こんで!
って言うけど

顔はめっちゃ笑ってるよね。

これからも
さくが大好きなパパでいるからね。

少しづつ少しづつ
パパと遊んだり買い物行ったりする時間も
減ってきてるけど

それが
成長なんだってわかってる。

だから
これからも さくらしく
自由に生きな。

自由に生きようとして
不自由って壁にぶつかりな

そして
その壁の乗り越え方を覚えれば良い

パパはその方法を知ってるけど
経験して学びな。

パパが出来る
最大限の愛情表現は

何もしないってこと。

わかるよね?

さくの人生に必要な経験を
パパは奪わない

例えそれが苦しいことでも
パパは奪わないし代わりにもならない

さくが助けてって言うまではね。

それが
パパが出来る一番の愛情

これはね
ジージがパパにしてくれたことなんだよ

パパはアホだったから
ジージに対して
パパの事なんかどうでも良いんだ。
って思った事もある。

でもね
親になってわかるんだよ

本当の信頼って
黙って見守るって事がね。

パパはさくを信じてる。

だから
これからも
いっぱい笑って 時には泣いても
沢山の思い出と友達を作って

さくらしい人生を生きてね。

とにかく
中学校1年間 よく頑張った!

これからも
人生をいっぱい楽しもうね!

さくらを愛するパパより。