おはようございます

 

 

最近 時期的なもんもあってか

 

 

子どもの事で悩む親御さんの相談をよく受けます。

 

 

悩むという事は 根本に子に対しての気持ち

 

 

つまり 愛情があるからなんだろうけど

 

 

その愛情を伝えきれていない

 

 

とか

 

 

その対象者である 子供を理解していない

 

 

または

 

 

子どもに対して 見る部分にずれがあるから

 

 

親子のコミュニケーションがうまくいかず

 

 

悩んでみえる親御さんが非常に多いです。

 

 

そして

 

 

そういう親御さんと話をすると

 

 

親御さんが見ている部分と

 

 

僕が見る部分に

 

 

決定的な違いがあるという事に気付いたので

 

 

書き残しておきたいと思います。

 

 

たいがいの親御さんは

 

 

その自分の子供の事を僕に説明するときに

 

 

その子が ” した事 ” を説明します。

 

 

僕はそれを聞いて 十中八九聞き返す質問があります。

 

 

「 それの何が問題なんですか? 」

 

 

その質問に対する答えは それぞれですが

 

 

その質問をした瞬間に 親は初めて自分にベクトルを向けます。

 

 

僕は これが正解だと思ってます。

 

 

問題だと思っているのは 親であって

 

 

当の本人は さほど問題視はしていない

 

 

そういう状況の中

 

 

親は子供のやった事にベクトルを向けて

 

 

良い悪いを判断する。

 

 

僕から言わせれば こどもだって もう一人の人格者だから

 

 

良い悪い何てことは わかってやってる。

 

 

だからこそ

 

 

最も大切なことが

 

 

やった事 ではなく ” やった理由 ” になるんです。

 

 

先日も 自分の子供のやった事に焦点を置いて話をする

 

 

ある親御さんに聞いてみました。

 

 

「 息子さんがやった事と同じことを僕がしたら

 

 

僕に何て言います? 」

 

 

息子には

 

 

「 なんでそんな事したの! いい加減にしなさい! 」

 

 

そんな感じ

 

 

まったく変わらない事を

 

 

僕がしたら

 

 

「 どうしました? なにかあったんですか? 」

 

 

となります。

 

 

この違いはどこからうまれるのか?

 

 

それは

 

 

相手をどう見ているか?

 

 

これにつきます。

 

 

やるだろう やってもおかしくないと 見ていれば

 

 

前者の様になるし

 

 

やるわけがない ありえないと 見ていれば

 

 

後者の様になります。

 

 

だからこそ 僕は聞くんです

 

 

「 あなたは お子さんを愛してますか? 」

 

 

人間だから 悪い事もするし失敗もする

 

 

嘘もつくし 隠し事もある

 

 

感情的になる時もあるし 投げやりになる時もある

 

 

誰にでもあること

 

 

誰にでもあることなのに

 

 

自分の子供がそれらを何かの行動で表現すると

 

 

それはあってはいけない事として見る。

 

 

だから僕は聞くんです

 

 

「 あなたは完璧な人間ですか? 」

 

 

せっかく縁があって家族になれた

 

 

せっかく縁があって仲間になれたのであれば

 

 

どうすればいいのか?

 

 

簡単です。

 

 

補いあえばいい。

 

 

あなたの子供が家出をして駅に向ったら

 

 

あなたは聞きます

 

 

「 どこに行くの? 何がしたいの? 」

 

 

違いますか?

 

 

その状況で

 

 

「 どうしてその電車に乗るの? 」

 

 

とは 聞かない。

 

 

それと一緒です

 

 

あなたがそうであるように

 

 

子どもがする事には すべて理由があります。

 

 

あなたが子どものやった事に焦点を当てて

 

 

あなたのこどもを評価する前に

 

 

あなたが認める人がやった時と同じように

 

 

子どもの その理由を理解しようとしてあげてください。

 

 

あなたが子どもの時は どうしてほしかったですか?

 

 

やったことを怒られたかったですか?

 

 

やった理由を聞いてわかろうとして欲しかったですか?

 

 

だから僕は聞くんです

 

 

「 あなたにとって そのお子さんは大切ですか? 」

 

 

子どもはあなたのものじゃない

 

 

子どもはあなたを親にしてくれる存在です。

 

 

あなたの理解を

 

 

この世で一番求めている存在です。

 

 

子どもはバカじゃない

 

 

子どもは全部わかってます

 

 

わかっていても 時には失敗するんです

 

 

それは

 

 

あなたが守ってくれると信じてるからです。

 

 

わかってもらえましたか?

 

 

氷室流の親の在り方。

 

 

最後に

 

 

僕は自分の娘たちに

 

 

いつの日か 必ずこう言われます。

 

 

「 パパの子で良かった。 」

 

 

そして

 

 

最後の質問です。

 

 

「 あなたは 最後の瞬間 子供に何て言われたいですか? 」