こんばんは


今日は 現場のことで面白いって言ったらいかんけど


流れ的に面白いことがありました。


昔 読んだ本で知った


人間万事塞翁が馬 という話にピッタリの出来事でした。


この話の解説は

昔、中国北方の塞(とりで)近くに住む占いの巧みな老人(塞翁)の馬が、胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、老人は「そのうちに福が来る」と言った。
やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。
人々が祝うと、今度は「これは不幸の元になるだろう」と言った。
すると胡の馬に乗った老人の息子は、落馬して足の骨を折ってしまった。
人々がそれを見舞うと、老人は「これが幸福の基になるだろう」と言った。
一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり若者たちはほとんどが戦死した。
しかし足を折った老人の息子は、兵役を免れたため、戦死しなくて済んだという故事に基づく。


という話です。


つまり どんな出来事でも それが何にどう影響するのかはわからないよ。って事


今日 名古屋の西区という場所で


築150年近い建物を うちのリーダーが重機にのって解体していました。


僕の電話が鳴ったのは 朝の9:00頃


そのリーダーは 工事部長なので


その時間になるって事は 良くない話だろうと予想してましたが


案の定 僕が ” 事故か? ” と聞くと


” はい ” という 


” はいじゃねーわ!ボケ!” と叫びたくなるような返事でした。


事故内容は 木造建物の屋根を解体中 屋根瓦の下の土が飛散し


目の前の道路を通行している車の屋根に当たった ということでした。


運転手の方には 保険対応をさせてもらうという話で


太田さんに その後の対応をお願いしたという事でした。


太田さんからの報告を待っていると しばらくして連絡がありました。


運転手の方は ディーラーに出して 傷が付いているようだったらお願いしますね。


という 紳士的な対応をしてくれたという報告内容で


僕が わかりましたと 電話を切ろうとすると


もう一ついいですか? と 大田さんの話が続きました。


その内容は


以前 氷室建設が解体した 鉄筋コンクリートのビルの跡地に


新しいビルを建てるための設計をした設計士さんがいて


その設計士さんの車で 僕と名刺交換している。


という話でした。


僕は 思い出すことが出来ず ” あぁ そうですか ” と言ったら


その後に 思いもよらない言葉が大田さんから出てきました。


その言葉は


” その設計士さんから 小さい物件だけど 見積もりしてくれる? ”



と 言われました。 という内容でした。


その設計士さんは 事故の被害者であるにも関わらず


加害者である 氷室建設に 仕事の依頼をしてきたんです。


まさに 人間万事塞翁が馬 です。


その飛散した土が あと二秒遅かったら その設計士さんの後ろの車に当たってました。


言い方は悪いけど そこを引き当てる 工事部長も凄いし


こんな結果になる 今のうちの流れも凄いとつくづく感じました。


良いときは 本当にすべての流れが良い方向に進む。


よく クレームはビジネスチャンス とか


ピンチはチャンスとかいうけど


今回は こちらからのアクションは何もしていないのに


設計士さんからのアクションで 仕事に繋がる


繋がり方としては 良い形ではないけど


少なくとも 挽回のチャンスとしては かなり良い形となりました。


前回も書いたけど 今は本当に流れが良い


流れに乗るとかじゃなくて


こうなったら 流れの先に行って 流れを導くくらいの勢いで


やってったろうと思います。


こう思えるのも こんな流れになるのも


すべては 去年の大阪があったからなんじゃないか?と


思えるくらい 素晴らしい流れです


自分でそう思えること自体が凄くありがたいし


それをエネルギーに変えて


うちのやつらにも 良いエネルギーを送れたら最高です。


今日 本当は 孤独と孤立の違いっていうテーマで書こうと思ってたんですが


とりあえず 今日のところは


この素晴らしい流れに 感謝の気持ちをこめて


書き終えたいと思います。