こんにちわ 今日は先日師匠の講演会に一緒に行った
内の従業員である 寺井喜昭 (通称 ブラザー)の話です。
彼には 兄貴がいます。 この兄貴はもともと内で働いていて
そのご縁でうちに来る事になった人間です。
その彼と 山口県岩国市の講演会に行く道中
いろんな話をしました。 僕はこの事を彼に
「 俺のブログに書くよ 」 と言ってあるので 書きます。
彼は現在43歳。 独身 そして 前科者です。
彼は 二十歳を過ぎてから 前科五犯
シャバに居るより 刑務所に居た方が圧倒的に長い
そんな人生を送っています。
そんな彼と今回一緒に行ったのにはわけがあるんですが
それは今度書く事にします。
名古屋駅を出て 広島駅までの約 3時間半
彼の過去を聞いていたら 思わず 爆笑してしまったので
ここに書きたいと思います。
ちなみに この話は 普通にひく人もいると思いますので
イヤな気分になりたくない人は この先は読まないでください。
彼が 最後にぱくられたのは 氷室建設に来る五年前
コンビニ強盗で、 ほぼ現行犯でぱくられました。
ほぼというのは いわゆる スピード逮捕だからです。
なぜ スピード逮捕につながったかと言うと
単純に コンビニに居る時間が長かったからという理由です。
はい ここでイメージしてください。
あくまで 仮にという話ですが あなたが 思いつきで
カッターナイフ片手にコンビニに衝動的に強盗に入ったとします
そして 誰もいない店内を見計らい 店員にナイフを突き付け
「 金を出せ 」 と言います。 そして 店員がレジに入っている
お金を全部とりだした瞬間 あなたなら どうしますか?
これが問題①です。
僕なら 即座に取り上げて店を出ます。
問題②
店員がレジのお金を手にとり 札束を数えはじめたとします
そうしたら あなたはどうしますか?
これも 僕なら 即座に取り上げて店を出ます。
はい そして 本人がとった行動は
店員がとりだし 数えはじめた時に
彼は 何を思ったのか そののんびり数えている店員に対し
「 早く数えろ! 」 といって 一緒に数えていたそうです。
一言で言って あほですよね。 僕はこの話を聞いて
爆笑してました。 それも 新幹線の静かな中で、
のんきに数える店員も店員なら それに付き合うブラザーもそう
天然と天然がひっついて スピート逮捕に至る
被害者の事はあえて書きませんが 、 僕から言わせれば
前代未聞の珍事件 という感じでしょうか。
まあ そんな過去の話を聞いていました。
一緒に行った人間には 必ず過去の話を振ります。
それは 何故かというと 特に前科者やちょっと変わった人は
幼少期に何か人と違う環境で育ったか もしくは成人してからでも
とてつもない出来事に出合って 生きる価値を失ったり
価値を感じることができなくなったりした人が多いからだと
僕は思っているからです。
僕は人の過去を聞いても 基本的に驚きません。
当然それは 過去であり 大事な事はこれからどうあるか
だからです。
だからなのか ブラザーの過去の話を聞いていたら
普通の人ならドン引きするような話でも 僕はケラケラ笑いながら
話を聞いたり 引くような事もないからなのか
ブラザーはいろんな話をしてくれました。
学生時代の話しや 女の話 刑務所の話しや 事件の話
兄弟の話しや 地元の話し
いろんな話をしていると ついに 心の奥にしまってある出来事を
話してくれました。 日本人独特だと思うんですが
日本人は 基本的に一番言いたいことや一番印象深い事を
一番最後に言う人が多い
その話の始まりはこういう言い回しでした。
「 兄貴にも言ってないんですけど 社長にだけは言っといて
いいですか? 」 という言い回し。
そしてその内容は
彼の両親の話です。
彼には きちんと両親がいたそうです。
母は静かな 温かい人だったそうです。
父は 仕事ぶりはまじめな職人気質なんですが
酒を飲んで ちょっと 引っかかると 暴力を振るう人だったそうです
彼らは 男ばっかりの四人兄弟
うちに居る兄弟は 二番目と三番目
末っ子の弟は 亡くなったそうです。
兄貴は 職人をしていたそうですが 借金まみれになり
飛んでしまったそうです。
そして 二番目と三番目は ほぼ刑務所
ここからは僕の予想ですが 多分 お母さんは
自分の育て方が と 自分を目いっぱい責めたんでしょう
結果 ブラザーが仕事が終わり 家に帰ると
お母さんは首をつっていたそうです。
そして 呆然とする中 彼の父が家に帰ってきて
何をするかと思えば 亡くなって首をつったままの母を
ずっと 殴っていたそうです。
「 なんで そんなことをするんだ 」 そんな風に言っていたそうです。
僕は ブラザーに聞きました。
「 ブラザー その時どうしとったの? 」 と
彼は 「 何が何だか 茫然としてました。」と言ってました。
自分の母親が子どもの目の前で首をつり
その母親の遺体を 父親が殴る
壮絶です。
彼は この事件の後 何年間もこの出来事を
夢で見て 寝れない日も多かったそうです。
このブラザーは 声も小さく どちらかというと暗い感じで
いつも なにか心にためていて 出すことが苦手に見えてました
僕は この話を聞いて ある意味納得しました。
ここからは 僕からブラザーへのメッセージです。
ブラザー 過去の事実は変えれないけど
過去の出来事をどう捉えるかは変えることができる
そして どんな過去も それを受け入れ 糧として活かす事も
人間にはできる。
ブラザーの様な 心優しい人間は たまにちょっとはき違えて
自分をないがしろにして 人を大切にする時があると思う
人を大切にする事は良い事だけど まずは人間 自分ありき
自分を大切にして下さい。 自分の人生を。
まだまだ この先長いんだから 投げやることなく
日々 一歩づつ 人生を高め 人間力を養って欲しいと
心から願ってます。
俺は ブラザーと出会えて そして 今回の話を聞かせてくれて
本当に嬉しかったよ。 俺みたいなやつを信用してくれて
心から感謝してます。 ありがとう
これからも 腹を割って付き合っていこう。
追伸
言いにくい事こそ 俺にいう事。
それが 俺を信じとると おれは受け取るよ。