ある母親の話



「うちの息子は一人息子で、よそ様の子と違いまして


大事に育てましたので、あんまり骨の折れることや、


体を荒っぽく使う仕事には向かないと思うんです。


それに小さな会社や工場ですといつ倒産するかわからず


不安ですから、できたら倒産のない大きな会社か役所の


様なところが一番適当かと思います。」



母親の話の要約


1. わが子にはなるべく骨を折らせたくない。


2. わが子には一生安泰な生活をさせたい。


 途中で倒産なんていう不安な思いをさせたくない



この考え方の反対


1. 他人の子ならいくら骨折ってもかまわない。


2. 他の人ならかまわない。



という事です。



この話は ある本の抜粋です



「今の若い子は」というフレーズを



使ったことがない人はいますか?



今の若い子が悪いのか?



その親が悪いのか?



どう思いますか?



僕自身も 親方として 親として



何度も こういう母親のような



考え方をしたことがあります。



自分を振り返るきっかけでした。



思いが強ければ強いほど



人は一方通行になりがちですよね



でも そもそも



人間は一人では生きる事ができない。



そのことを 一人ひとりが自覚出来れば



何かが かわるのかもしれません。



ただ 最後の文章が余計



考えさせられました。




「この母親は このお話の息子が生まれる



3年前に 長男である子がいました。



その子が3歳の時に 目の前で その子を



殺されました。」



こういう人たちは 多分 形を変えて



世の中に五万といるはずです。



少なくとも



知っているのと 知らないのとでは



違いますね。



みえている部分は



見えていると思っている部分は



多分 氷山の一角だろう



自分自身の思い込みに



ベクトルをむけます。