Feel The Fate / w-inds. | 夕暮れビジュアル鑑賞会

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 どうもー。今日とても悲しいニュースがありました。

 w-inds.の龍一が脱退、芸能活動引退…。悲しすぎる。本当に泣きそうだ。マジで仕事中もw-inds.の歌が頭から離れなかったぐらいの衝撃で。あんなに楽しそうな3人だったし、仲たがいではなさそうなのが救いですが…。しっかり療養して、また元気な姿が見られるといいな。

 

 一度ブログでw-inds.に触れた気がするけどレビューは初ですね。ダンス系は表現が難しくて(笑)。

 

 

 今回は、僕の出会いの曲です。ど田舎でテレビ東京系の番組も映らなかったりで、当時のw-inds.ムーブメントは知らないけれどリアルタイムで本当に聴きまくったCD。大人になってもハマり続けています。

 小中学生で金もなくチケットの買い方すらも知らず、もちろん男同士でw-inds.の話をできる友人もおらず、ひたすら音源を聴きまくってました。シングルもアルバムもちゃんと集めてね。大学生のころmixi(笑)で知り合った女の子に連れて行ってもらったFCライブが唯一参加したことのあるライブ。確か「To My Fans」のZepp大阪かな。

 殆どライブにいってないけど、僕は胸を張ってファンをしていたし、これからもファンです。

 

 

 

Feel The Fate』

01.Feel The Fate ★★★☆

 軽めのファンクなダンスチューン。発売は夏だけどオルガンやカッティングなどなんとなく春を感じる爽やかさ。シリアスめで哀愁すらあるAメロ、美メロに美コーラスが絡むBメロ、ハジケたサビまでどこをとってもメロディは最高。コード進行もいいんだわ。リズムが主張しすぎずノリとメロディのバランスも良い。

 2ndシングルにして若干変声期に差し掛かり少し苦しめな慶太の声も、中性的な声質は残りつつ、張り上げる部分の掠れ具合が中々セクシー。w-inds.を語るには外せないコーラスもふんだんに入って、アウトロでは2声のかっこいいハモリで幕を閉じます。

 

02.will be there ~恋心 ★★★★

 こちらも軽やかに、より歌モノに寄った感じで歌姫系歌手がやっててもおかしくないような。これも春らしさがあり穏やかで美しいメロディ、やっぱりコーラスも最高。サラッと流れるようでいて高らかに歌い上げるサビは本当に心地よい。ベースラインが秀逸で、キラキラとしたシンセも切なく彩る。初期のカップリングに名曲の多いw-inds.の中でも、かなり上位に来る曲。

 

03.Feel The Fate (ZA DOWNTOWN GROOVE-MASTER REMIX) ★★★

 リミックス。笛っぽいシンセやリズムを強調したアレンジで、原曲よりもかなりシリアスに聴こえる。リミックスものも好きなんですが、これはコーラスが少し削られていて寂しい。ダウンタウンな感じ、グルーヴを押し出した感じは実にクールで良いです。

 

04.Feel The Fate(Instrumental)

 ただのカラオケですが、コーラスだけは残されていて個人的にめちゃくちゃ嬉しい。

 

 

総評 [お気に入り度★★★★/おすすめ度★★★☆

 当時この曲は天才てれびくんで歌っていたようなおぼろげな記憶があります。小学生だった僕ですら、この声と曲の良さに強烈な感銘を受けました。誰の影響でもなく好きになって初めて買ったCDが『Feel The Fate』でした。

 

 最初期の楽曲では、LUNA SEAのRYUICHI・INORANとTourbillonで活動していたことでも知られる葉山拓亮が大半の曲を提供。今でも定期的に楽曲提供をしています。

 これがねえ…凄いんだわ…。ダンスボーカルグループとはいえ、アイドル的人気があった彼ら。しかし直系の先輩DA PUMPほどHIP-HOPテイストは強くなく、ジャニーズ的アイドルポップスとも違う楽曲が魅力でした。

 10代の瑞々しさと爽やかさの中に、少し背伸びしたような切なさ溢れる楽曲が本当に最高で。そこに乗る慶太の声の良さと言ったら!!!普段ヴィジュアル系中心に聴く自分ですが、この頃の慶太に敵う美声は中々いない。もちろんいつの慶太も大好きです。

 

 あとはコーラスの声が大好きなんですよね。大好き過ぎてコーラスラインしか歌えない曲も多いです(笑)。CDでは龍一や涼平以外に女性がメインで歌ってるような気がするんですよね。完全に本人たちだと嬉しいですけど、とにかくコーラスラインとその声が素敵すぎる。龍一の裏声もすごく綺麗だし、涼平の声質は慶太との相性抜群だし。

 

 近年のダンス、エレクトロチューンなんかもほんとに良くて。歌モノ以外の音楽の良さを教えてくれたのもw-inds.です。J-POPで聴き続けているのはw-inds.だけだし。最近では慶太プロデュースで再注目されてきていたのに残念で仕方ない。特に龍一が好きだっただけに。

 

 ちょっと語り過ぎましたが、それくらい、思い出深いのですよ。今後もちょこちょこレビューしたいと思います。

 このシングルで出会ったからきっとw-inds.をここまで好きになったんだろう。それこそ、まさに運命を感じたんだろうな。

 

ベストソング / will be there ~恋心