皆様こんばんは
12月に入りました 今日は、比較的暖かい一日でしたね
さて、先日セミナーに参加してきました
今回は、日本の伝統文化を学ぼうとのコンセプトで
向島の料亭のおかみさんが講師を務めてくださいました
普段知ることのできない世界のお話を聞けて、とっても楽しかったです
まずは料亭がある街=花街(はなまち)といいますが
おかみさん曰く“かがい”と読むのが元々らしいです
いまの都内には6か所の花街があるそうです。
その中で向島は芸者さんの数が100品弱・料亭が13件と一番多きとのことです
京都では舞妓さんと呼ばれますがこちらでは 半玉さんと呼ぶそうです
芸者さんのことは芸者さんと呼びますが 一本さんとも呼ぶそうです
そこから半人前=半玉さんになったといわれています。
では芸者さんを一本さんと呼ぶようになった由来は・・・
昔は1時間あたりでお座敷に上がっていたそうですが、
時計が無いので お線香を1本灯し、消えるまでが一座敷だったところから
一本さんと呼ばれるようになったそうです
料亭では 季節を感じていただくために 着物の柄やお料理に
“はしり”“さかり”“なごり”を気にしているとおっしゃってました。
はしり=本当の出始め (市場や産地でしか手に入らない)
さかり=どこでも(近くのスーパーでも)手に入る
なごり=旬が終わるギリギリの時期
例えば 松茸を
はしりの時期に出すとお客様が『お、もうマツタケの季節になったね~』
なごりの時期に出すとお客様が『もう今年もマツタケの季節がおわるね~』と、
四季を感じてくださるそうです
これが“おもてなし”では?と、“心意気”を感じるお話でした
やっぱり基本的に一見さんはお断りだそうです
ですが、少しでも花街のことを知ってもらいたいと
お弁当の会など、夜のお座敷が始まる前に交流を目的とした
イベントを開催されるそうです
今日のブログは、本業の容器とは一切関係ない内容ですが
セミナーはとってもとっても楽しかったです