春の光と冬の風が同居する土曜日。

ほころび始めた桜を見に鎌倉山へお散歩に。

夫といろんなことを話しながら歩く。



桜の季節のすぐ後にやってくる夫の誕生日と愛する息子の命日。

私と夫が出会い、その二人を選んで生まれてきた優大は、自分の旅立つ日をパパの誕生日に決めて、そっとその身体から離れた。

優大は喜ぶ日を選んで旅立った。私達にはその優しいメッセージが確かに届いた。


今年は40回目の誕生日と4回目の命日。


一周忌にしっかりと見上げることも出来なかった桜。

ときは悲しみを洗い流し、苦しみを拭い去り、私達の心に暖かな愛だけをのこした。

今年の桜は、私のそんな気持ちのままに、ただただ優しくそっとそこに咲いていた。。


巡り続ける季節の中で、私はようやく、心にいっぱいの光を感じることができるようになったことを知った今日の日。


大切な人を見送ったなら、たくさん悲しんでいい。

だれになんと思われようとも、蓋をして忘れようとしなくていい。

悲しんだ後に、いつか、優しく微笑んでいるその存在を感じるときが必ず来る。

どれだけ泣いてもいい、でも、・・・笑ってもいいんだよね。

ほころび始めた桜を見上げて、喜んでもいいんだよね。ね、優大。