昨晩子ども達が布団に入る前に、何かの話しの流れで次男が「ぼくが生まれた時どんなだった?」と聞いてきた。

お喋り好きの息子が、何度もパパにそう聞いたために面倒臭くなったパパが適当に返事、そして娘を早く寝かそうと抱きかかえて優しく子守唄を歌い始めた。

それを見てとっても悲しそうにそして怒った息子は一人で黙々と寝る準備をして布団をかぶってしまった。

あ~あ・・と思いながら次男の布団の横に添い寝すると少しして顔を出して私に話しかけてくれた。

それで、私、「あっくんが生まれた時はママはすごく緊張していてね、でも元気に生まれてくれた声を聞いてすごく嬉しかったよ。あっくんがうちに来てくれて家の中がとっても明るくなったんだよ。ママはあっくんから大切なものをもらったよ。」

息子「それってなに?」

私「あっくんが生まれてくれて生きていてくれるってことの、喜びだよ。」


次男の出産から赤ちゃん育ての間の記憶は実は余りない。

長男出産時の苦しみを思いだす程に不安で不安で、元気な赤ちゃんが生まれると少しも想像できないくらいだった・・。

24時間介護の必要な長男を看ながらの赤ちゃんの子育ては息つく暇のない忙しさ。

沢山の助けを借りながら何とかこなしてきた毎日だった。

きっと次男には精神的にたくさんの負担もかけたし、元気だから後回しにされる寂しさも多くあったと思う。

5歳で兄を看取ることも経験した。一緒に長男の呼吸が止まるのを見届け、お骨を拾って・・。

そう考えれば、私が次男に与えた影響はほんとうに大きなものだと感ずにいられない。


でも、大切なのは「いま」。

私にできるのは今この時に心を込めて共に生きることと、次男が得た経験にいつもそばでそのままに、でも暖かな光をあてながら寄り添っていくこと・・だと思う。

だから精一杯伝えていく。

「生まれてきてくれてありがとう!生きていてくれてありがとう!きみのことがとっても大好きだよ。どんな時も愛しているよ。きみの心のすぐそばにいるよ。」

そんな今この瞬間に伝えたい想いを。


人生はいつからでもやり直せる、いつからでも変えられる、いつからでもまた始めればいい。

私は決して完璧な親ではなかったし、これからもそうはならないけれど、自分の中をシンプルに愛で満たしていくことが、家族の幸せに繋がると今はとても感じている。