そらに流れるその川は全てをひとつとして虹色に輝く



流れから飛び出したひとつの光



大きな輝きに包まれ暖かい場所へと着いたとき



浮かびながら揺れながら光の種は夢を見ていた



最初にその目で見たものは自分を見つめる泣き顔の母の顔



「生まれてきてくれてありがとう。」と泣く母を見つめて光は応えた



「生んでくれてありがとう。お母さんを守るためにきたよ。」と



光を包む身体はやわらかく暖かく穏やかに呼吸しながら眠る



まだ母の胎内にいるようなような優しい眠り



生命の源泉からまたひとつ光が放たれる



輝く光は迷いなくひとつの生命を目指して旅に出る