ゆうだいのいない夏が終わって、ゆうだいのいない秋がやってきた。

ここの所冬みたいに寒くて床暖つけたいくらい。

寒くなるとゆうだいのための冬支度が始まる。

毎年、どうやったら体温が下がらないで過ごせるか、いろんなグッズを試したり
手作りしてみたり。

今年も寒くなったから、暖かくするもの達を見ては「これゆうだいにいいな」と
思っては、いやいや、もうゆうだいは寒くないから必要ないんだなって何度も
繰り返してしまう。

ゆうだいのために何かをしたいという苦しいこの気持ちは、きっとゆうだいのいない
季節を過ごして、今度はゆうだいがいてくれた季節を愛おしく思うようになるまで続く
んだろう。

ゆうだいの気配が沢山のこの家と季節の中で、次に踏み出す準備をして、少しづつ
歩き出せばいい。

かたちのないことを受け入れる度に、目には見えなくても心の真ん中に暖かい光が
増えていく。

亡くなった子供を心で育てるなんてとてもできそうにないと思っていたけど、これが
そういうことなのかな。

どこか寂しく切ない季節、私の心に寄り添ってくれているようで、秋はいいなって
あらためて感じる今日この頃。