ゆうだいがいた時、24時間体制の介護でとっても疲れていたし、緊張感がとれない
ストレスは本当に大きかった。

だから、看護師さんに任せて週に2日一日に正味2時間くらい外に出る時間がすごく
貴重だった。

帰ってくる時には少し軽く明るくなって、ゆうだいにただいまを言える。


今は、一人で外に出て帰ってくる時には少し気が重くなる。

ゆうだいがいない家に帰ると思うとドアの前で泣けてくる。

ただいまって言ってみる。

やっぱりゆうだいはいない。


私の心の帰る場所はずっとゆうだいだったんだなぁって思う。

ただいてくれることで、私の心はいつも豊かで愛に満ちて、どんなに疲れても暖かく
守られていた。

今はどこに帰ればいいのか、何を目指して進めばいいのかわからない、母親を捜して
泣いている迷子の子供みたいに心細くて無力・・。

ゆうだい、ゆうだい・・って毎日毎日呼んでいる。



手を握ることも、頭をなでることも、抱っこすることももう二度と叶わないけど、
ゆうだいがくれる光、道しるべ、形には見えなくても、決して見失わないでいよう。

本当に大切なものは形のないものばかり。

光のほうへ進もう。