我が家にある、ゆうだいのために選んだ大きな物は後、介護ベッドだけになった。

これももう少ししたら、ゆうだいのクラスメイトの女の子にもらわれていく予定。


ベッドの上をじーっと見てもゆうだいはそこにはいなくて、当たり前だけど・・。

ゆうだいは身体も自由になって今はきっとどこにでも行けるんだろうな。

必要のなくなった物達を見つめては、お店でゆうだいに良さそうな物をつい見つけては
ゆうだいはもう自由だから、介護はしなくてもいいんだって自分に言い聞かせて来た。

ゆうだいは死んだんだって、何度も何度も亡くなった日の心臓の鼓動が止まったあの
場面を思い出して、自分に言い聞かせて来た。


今は、随分、落ち着いてきて、ゆうだいが亡くなったことより、生まれて来てくれた
ことに心から感謝して、ありがとうって毎日話しかけている。


悲しい時は泣けばいい。今でも突然に涙は出てくる。

でも悲しいのと悲しむのは違う。

寂しいのと寂しがるのも。

だからさ、悲しむのは止めて笑っていよう。

寂しくても悲しくても、それでも笑って、ありがとうって思って生きていこう。