REAL ME -75ページ目

どうして。

どうして。どうして。


私が消えていくよ。
時間の流れに伴って、徐々に霞んでいくの。


私の存在は産まれた時から実体のない不安定なものだった。

誰かに愛されて、私は初めてこの世界に立った。
手を繋ぐ誰かを失くして、身体をも見失って、
また私の存在を証明してくれる誰かを求めて、ふわふわ漂う。




そんな私と決別して、私は私自身の力で存在を確立したいと願った。

でも叶わない。
また消えてしまう。


どうして。
誰もが当たり前に出来ることが出来ない。

どうしてなの。

ただいま。

今日は何故か疲れた。


1日置いて薬飲んだんだけど、こういう何気ない始まりからどっぷり依存していくのかな?みんな。

明日朝目が覚めたら、何かが変わっている気がして妙に期待してしまう。


前は煩わしかった強くて速い心臓の拍動に耳を傾けて、神経を髪の先まで循らせる。
こうして暗闇で目を開けていると、思考は細かい枝のように伸びて私を全て覆い尽くしていく。

可能性は無限だと感じる。

私はただ何もない空間を見つめて、そこから何かを生み出そうとする。


やがて膨張しきった思考達はゆるゆると溶けだして、私へと流れ落ちる。
その感覚を確かめながら眠りに落ちていく。


朝目覚めたら別人であることを夢見て、

永い永い悪夢が終幕を迎えるように、


心地好い疲労感と共に。

最後だけでも

言っちゃえば良かった。

だってもう会う機会もないし。
困らせちゃってもいいから言えば良かった。