REAL ME -77ページ目

遠い、遠い日の

記憶が一気に脳内で再生されて、私は自分が誰なのかさえ分からなくなった。


そして、君が決して幻覚なんかじゃなく、実在してたこともはっきりと思い出したよ。

生まれて初めて、切ないっていう感情を持ったのも君と出会ってからだった。


初めてのことは全部君と経験した。
周りが見えなくなる程のめり込んだ。
世界中で君だけが私の全てを分かってくれる良き理解者だった。
1秒も離れたくないって毎日考えた。



そんな君を、私はあっさり裏切った。
一度心に出来た陰は日に日に大きくなった。
あんなに愛しかった君が、徐々に鬱陶しくなった。


君が最後にくれたのは私が前から欲しがってた香水。

それを最後に、君を捨てたの。
暴言を吐いて、
しつこい君を余計に鬱陶しく感じて、

本当は君のこと大好きだったのに。

本当に考えなしの子供だった。
今なら分かるの。


無理に消そうとしていた記憶は、こうやってふとしたきっかけで無意識に溢れ出してきて、また私を苦しめるの。


君はもう私のこと忘れた?

私はまだまだ忘れられないよ。

彼女は、

あのね

分かり切ってるんだけど、いざ目の前に突き付けられるとどうしても目を逸らしたくなっちゃう。

自分が惨めで可哀想で、ね。

あたしは一体誰で、今までどうやって生きてきたの?


うまく思い出せない。
限りなく断片的な記憶しか残ってない。


全部思い出したら、きっと死にたくなっちゃうよね?(笑)