REAL ME -228ページ目

分かってない

お前は何にも分かってねーよ。
分かったような顔しないで。

何らかの疾病あるいは障害を有する人間に対して、時に奇怪な眼差しで遠慮もなく見つめたり、時には嘲笑ったり、そんな人達の態度や言動に最近は前よりもずっと敏感に反応してしまう。
あなた達に彼等の苦労が分かりますか?痛みが分かりますか?苦しみが分かりますか?悲しみが分かりますか?
彼等が日々感じる疎外感がどんなものであるか分かりますか?


私だって分からなかった。
同情は出来ても彼等の立場になって気持ち等を読み取ろうとすることはしない。
実際にそうしたところで彼等の本当の苦労や苦痛や悲しみは到底理解することが出来ない。 

私は健康上何も問題のない人間である、と周囲の誰もが感じている。
でもある条件が揃えば、私はたちまち彼等と同じ立場になる。
それは一時的なときもあれば、長期間続くときもある。
私はそういう時、必死に表に出てきてしまっている症状を抑え込み、いかにも健康であるかのように一般的な“普通の状態”を演じている。
そういう時私の身体は完全に言うことをきかないので、例え表面上でも普通の状態を演じることはとても辛く難しいことだ。
でもそれさえ不可能になる日は近い。
何となくだけれどそう感じる。

でも私は言えない。
自分が今どういう状況に置かれていてどういう状態なのか、打ち明けられない。親にさえ。

彼等を好奇な眼で見たり嘲笑う人達は決して珍しくなく、周囲に数えきれないほどに存在していることを知っているから。

だからもし、完全に私が壊れたら何も言わずに消えるから。
その時は可哀想な人だと思って放っておいて。

死期を悟った猫みたいにそっと消えるから。



不思議


こんなにたくさん楽しいことも嬉しいことも幸せも感じること出来るのに、それらは今となっては所詮苦痛だとか悲哀だとか恐怖だとかの一部でしかない。

根本的な部分は絶望でしかないから、いくら+になるような細かな要因が注ぎ込まれても、全て絶望という負の状態の中で一瞬にして跡形もなく消え去ってしまう。

これが単に自分の思考のせいなのか、それとも他になにか理由があるのか、それさえ分からない。


誰か答えを教えて。
こんな足りない頭じゃいくら考えてみても答えなんか出ない。