今ふと思ったんだけど、高校生って夏休みになってからのが忙しいです。
多分夏休み明けすぐに文化祭が控えてるって言うのが主な理由だと思うんですけど……。
そんな中、鬼のようなスピードで読み終えた、小川さん著、『夜明けの縁をさ迷う人々』の読書記録。
表紙の綺麗さに惹かれて読んでみました。
えーっと、何て言うかですね。
短編集でそれぞれの話が独立しているんですが、どの話も独特の物悲しさが病み付きになります。
あと恋愛色の濃い話はちょっとヤンデレちっくだったり。(←
お気に入りのストーリーは『お探しの物件』と『再試合』。とくに前者の不思議っぷりにときめきました。
『お探しの物件』は、ある不動産屋のお家情報のファイルの形式をとった変り種。
『瓢箪屋敷』、『チェス館』、『丸い家』、『リリアン邸』、『マトリョーシカハウス』など、不思議でステキなお家がたくさん登場します。
特に『瓢箪屋敷』と『丸い家』にまつわるエピソードは読んでて悲しくなるというか、まあそんなもんだよね、っていうあきらめに似た感想が思わずため息になって出てきます。
うーん……住むならチェス館かな……。
『再試合』は同級生(だと思われる)男子生徒の応援に甲子園まで行った『私』の視点で語られるストーリー。
ちょっと「?」な終わり方に何故かきゅんときます。
帯にも書かれてある、『もしあなたが世界からこぼれ落ちても、私が両手をのばして、受け止めよう』の文章はホントにいい。
野球部に彼氏とか思いを寄せている人がいる女の子は、甲子園球場で走りまわる彼が夏の日差しにまぎれるたびにこういう気持ちになるんでしょうね。
そんなわけで、非常にあっさりと『夜明けの縁をさ迷う人々』の読書記録でした。
これもうちょっと時間のあるときに再読してみようと思います。パパッと読んだらなんかもったいない気持ちでいっぱいになったorz

