女のプライド⁈
子供の頃から母はプライドが高い人だと感じていました。
人としてというよりも、女としてのプライド。
小学校低学年の頃。留守番をしていた私は、 お湯をかぶり火傷をした事がありました。
慌てて母の職場へ電話すると、母の同僚の女の人が状況を詳しく聞いてくれ、直ぐに家に様子を見に来てくれました。
彼女は火傷の具合を見てくれて、病院に行かなくても大丈夫だからと氷で冷やしてくれました。
そして外へ出て行くと、玄関先に生えていたアロエを摘んできて皮を剥きはじめました。
皮を剥いたアロエを傷口に貼り、火傷に効くからとラップを巻いて手当てをしてくれました。
薬局で薬を買うとかでもなく、何故アロエ……⁇
どうして母に電話を代わってくれなかったのだろう⁇
今思えば不思議な事ばかりでしたが、当時の私には直ぐに駆けつけて心配してくれた彼女が天使に見えたのです。
その日の夕方。
会社から帰宅した母に火傷の事、
同僚の女の人が家に来て手当てをしてくれた事を伝えました。
”はぁ~~⁈
あんな女を家にあげたの⁇
勝手な事をするな‼︎’’
大丈夫?と母が火傷の心配をしてくれると思っていた私は、驚いて声も出せずに固まっていました。
’’あの女が どういう女なのか知っているの⁈
知らないんでしょう⁇
あいつは人のアラばかり探してネタにするような女なんだよ。
私が子持ちなのに、会社であの女よりも若くてチヤホヤされているのが気に入らないんだから‼︎
何とか私の株を下げようとして色々探っているのよ‼︎
そんな事もわからず家にノコノコとあげてから~
”
”子供の私には理解しようもない事情を激怒しながら叫びだす母。
同僚の彼女が家の何処まで入ったか?
彼女が私から何を聞き出していったのか?
よほどの事が彼女との間にあったのでしょうか?
これっぽっちも我が子の火傷なんて心配せず、気になるのは彼女の行動ばかり。
女のプライド。という言葉が当てはまるのか否か⁇
後々お話していく沢山の出来事を含め、とにかく母は見栄っ張りでプライドが高い人です。
毒母。
私の母は多分毒母。
最近何かと雑誌などで取り上げられているようですが……
字のごとく。毒を吐く母。
子供の頃から容赦無く毒を吐く

”拾うな。貰うな。ねだるな。”
お菓子を貰って家に帰ると言われた言葉。
お菓子が食べたくて思いついたのが、いつも挨拶を交わす近所のお婆さんと仲良くなる事。
初めは「行ってらっしゃい~。」などの挨拶程度でしたが、そのうち「今日は学校で何をしたの?」と色々会話をするようになりました。
母はいつも仕事で疲れていた様子で、学校や友達の話などは殆どした事が無かったから
誰かに何かを聞かれたり、気にかけて貰う事は本当に嬉しかったです。
嬉しかったけれど
お婆さんが時々くれる飴は 、もっと嬉しくて
”この人と仲良くしたら毎日お菓子をくれるんじゃないか?”
と子供ながらイヤラシイ考えで接していました。
ある日、お菓子をお婆さんから貰っている事が母に知られた時
拾うな。貰うな。ねだるな。
と言い放たれた。
???どういう意味だろう。と考えている私に続けて母は言いました。
「お前は物乞いか⁈
乞食のような真似をするな‼︎」
まだ小学校2年生だった私には母の言った意味が理解できなかったし、
何故怒られなければいけないのかも分からなかった。
「くれるってお婆さんから言ったんだよ。今日が初めてだよ。」
とにかく母の怒りを何とかしなければと、色々言い訳をして取り繕ったけれど
「嘘をつくな。お前が物欲しそうな顔をしたんだろう。
お腹が空いても夕飯まで待っていなさい‼︎
みっともない事をしない‼︎我慢って言葉も知らないの?」
と、それはもう凄い怒りようだった。
空き地で雑草を取る事の方が恥ずかしいのでは?と思ったりしたけれど、
母に言わせれば、それは畑からの採取であり意味が違うらしい

母からは他にも数々の毒を吐かれてきましたが、また少しず話ていこうかと思います

貧乏あるある
貧乏あるある。って……

でも誰かに言いたいんです

“自分もだよ~’’って誰か仲間がいないのかしら~

子供時代に辛かった事は沢山ある。野草とかオカズの少なさとか靴下もだけど、玩具が無いのも辛かった一つ。
友達はみんな色んな玩具を持っているのに……
毎月付録付きの本を読んでる。
リカちゃん人形いいな~ 人形なのに綺麗でオシャレな洋服いっぱい着れる

ビックリマンシール? ファミコン? ローラースケート?
うちテレビ無いし貧乏だから……
いつも同じ呪文。友達との遊びにも会話にも入っていけない

何とか無い頭でヒネリだした遊びが広告を使う事

近所で新聞と一緒に配達されるチラシ。これが私の子供時代の宝物でした

まずチラシの裏が白紙のものに部屋をエンピツで描く。
自分の理想の部屋

テレビがここで~。ソファはこの辺り

ある程度配置できたら次はチラシの出番。
家具屋のチラシを探し、テーブルやソファなどの写真をハサミで切り抜く。
切り抜いた家具を、エンピツで描いた部屋に貼り付けて完成

人形も同じように着せ替えて遊びます

洋服屋のチラシを切り抜き、その洋服に合わせた大きさの人形を白紙の広告に描く。
帽子や洋服を着せ替え、宝石のチラシを切り抜き人形にあてる

これが結構面白い
当時はかなり遊べて大満足していました
当時はかなり遊べて大満足していました
不燃物の日も玩具を手にする絶好の機会でした。まだまだ使える食器や鍋が沢山ありました

砂や石を使って料理ごっこ
葉っぱなどを添えて御馳走の出来上がりです
葉っぱなどを添えて御馳走の出来上がりです
履けなくなった靴下も砂利や砂を詰め縫って閉じれば、ちょっとしたボールやお手玉として楽しめました

でも子供の裁縫だから
雑に縫った隙間から砂利がこぼれて直ぐにダメになったんですけどね
そこはご愛嬌
雑に縫った隙間から砂利がこぼれて直ぐにダメになったんですけどね
そこはご愛嬌
母からは、
拾うな。貰うな。ねだるな。
とキツく言われていたから、子供時代は辛いながらも楽しむようにしていました

私の母は多分毒母です
