大手4行が引き下げ 12月の住宅ローン金利
2023年12月1日 08:11 新建ハウジングより
大手銀行5行は11月30日、12月の住宅ローン金利を発表した。最近の金利低下を考慮し、
三菱UFJ銀行を除く4行が代表的な固定期間10年の基準金利を引き下げた。
下げ幅は0.10~0.16%。
2023年12月の住宅ローン金利は、前月から引き下げとなりました。
全期間固定金利型の「フラット35」の金利は、融資率9割以下・返済期間21~35年、
機構団信加入で1.91%となり、前月の1.96%から0.05ポイント引き下げられました。
融資比率9割以下・返済期間15~20年の金利は1.43%と、こちらも0.05ポイントの
引き下げとなりました。
この背景には、アメリカの連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを実施する
見通しが強まったことによる、日銀の政策金利の引き上げへの思惑が後退したことが
挙げられます。
また、住宅市場の過熱感や、家計の借入負担の増加を抑制する観点から、
金融機関が金利引き下げを実施したと考えられます。
2024年以降の住宅ローン金利の動向については、FRBの利上げのペースや、
日本の経済状況などによって大きく左右される見込みです。
また、変動金利型の金利は、据え置かれたようです。
12月の変動金利のランキングは、下記の通りです。
①SBI新生銀行 0.290%
①PayPay銀行 0.290%
②三菱UFJ銀行 0.345%
最後に
住宅ローン金利は、住宅購入の際に大きな影響を与える要素です。
そのため、住宅購入を検討している方は、金利の動向をこまめにチェックすることが大切です。
また、金利だけでなく、返済期間や借入額なども考慮して、自分に合った
ローンを選ぶことが重要です。
複数の金融機関を検討して、比較をするようにしましょう。
特に、2024年以降の住宅ローン金利は、FRBの利上げのペースや、
日本の経済状況などによって大きく左右される見込みです。
そのため、住宅購入を検討している方は、今後も金利の動向を注視しておきましょう。
また、住宅ローンには、変動金利型と固定金利型の2つの種類があります。
変動金利型は、金利変動のリスクがありますが、金利が低ければ固定金利型よりもお得に
なる可能性があります。
固定金利型は、金利変動のリスクがありませんが、金利が低い場合でも変動金利型よりも
割高になる可能性があります。
ご自身のライフスタイルや経済状況に合わせて、どちらのタイプが適しているかを検討するようにしましょう。
今日は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。