入院中に読んだ本~1~ | タナ~のブログ

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タナ~参上。日々の暮らしの中で思った事、感じた事なんかを書いてみようかと思ってます。

家内更紗

「さらさ」

女の子の名前で良い名だな~~~と思った。


ちぃっす

入院中に最初に読んだ本の主人公(ヒロイン)の名が更紗だった。

本のタイトルは

「流浪の月」だった。



この先、幾度となく読み返す事だろうこの小説は

自分にとって大切な一冊となった。


退院し読んでいた時に付けていたブックカバーを外しお気に入りの本が並ぶ

棚の一冊として席を置いた。


天真爛漫でちょっと普通ではない個性的な両親の娘「更紗」

個性的な両親との生活は読んでいて「こんな家族いいな~~~」

そう思わせる幸せな家族。

父が無くなり、母は家を出て更紗は叔父叔母に引き取られる。


普通の生活とのギャップと叔父叔母の息子からの性的嫌がらせ。


学校帰りの公園でいつも児童を見つめている怪しい人間から声をかけられる。

「家に来る」

幼い子が好きなロリコンと噂されていた文という大学生との生活。

好きなようにさせてくれる文との生活が更紗は居心地が良くなる。

「動物園に行きたい」

更紗の希望で出かけた2人だが

行方不明のニュースで出されていた更紗の写真に反応した人々で

通報されその一部始終がネットで出回ってしまう。


少女誘拐監禁犯として文は捕まり刑を執行される。


大人に成った更紗はある喫茶店を経営する文と再会してしまう・・・




恋でも愛でもない感情。

共感する素晴らしい作品だった。

オススメの一冊。


じゃあの~