こんばんちぃっす
街角にはクリスマスツリー
二人歩いた。
思い出の場所。
ベイサイドプレイス博多埠頭。
ベンチに腰掛て海中に光る緑の照明を観てた。
淡く照らされた二つの影がそっと
ひとつになった。
うぃ~~~~~~~~~~~~い。
ロマンチックやなですかぁ~~~、ラブラブやないですかぁ~~~。う~~~ん。(武田鉄矢風に)
そんなクリスマスもあったとですよ。^^
めちゃくちゃ可愛い彼女がいた。
誰もが振り返るような。
ホステスだった。
古い言い方に聞こえるね。
午前2時。いつも会う時は迎えに行って、明け方まで一緒にいた。
真夜中のドライブ、朝焼けの海。
一緒に飲むモーニングコーヒー。
彼女に夢中だった。
12月。
クリスマス。
埠頭から彼女のマンションへ戻って、二人でクリスマスらしい時間を過ごした。
シャンパンを飲みチキンを食べて、ケーキも。
ロウソクに火を灯した。
ロウソクの灯りの向こうに大好きな人の顔。
プレゼントを交換した。
彼女からは彼女と同じブランドの腕時計だ。
彼女には欲しがっていたティファニーのペンダント。
雫のペンダントだった・・・
「でも、なんで雫が良かったと?」
「そらまめより、いいでしょ?」
・・・・
「泣かせんから。」
ギュ。ぶちゅ~~~~~~~~~。
あう、〇〇〇・・・・・・・
「ほれ。」
「あぁ。」
18歳未満描写。
若さで、それが幸せと思った。
とにかく、その時、生きてきて最高のクリスマス。
そう思った。
彼氏がいた事を知った時はもうデートを重ね、気持ちを伝えようと決めた頃だった。
ショックだった。
「もう、会えない?」彼女が尋ねた。
「会えない。」
彼と別れ、博多で働いてた。
「中洲かよ。すげえな。」
「たなちゃ~~~~~~ん。」
雫のペンダントが彼女の胸元で揺れた。
「付き合って、好いとうき。」
深夜のデートは数ヶ月、続いたけど・・・
幸せはつかの間だった。
付き合ってる。彼女なんだ。
でも、何か、いつも不安だった。
誰かの彼女を奪ってしまった。
そんな罪悪感がいつも付きまとった。
彼女が誰かに連れ去られる。
追いかけて、その男の肩に手をかけ、振り向かせる。
自分がにやりと微笑んでる。
嫌な夢。
いつの間にか、彼女を縛り付けるようになっていた。
好きで好きで、自分を見失った恋。
去った彼女。
彼女も好きだった海。ダイバーだった。
「よし、オレは波に乗る。」
夏が過ぎ、彼女と出逢った秋が始まるころ、
宮崎から戻った日。
お土産が届いてた。
「〇美?」
グアムのTシャツ。
〇美かぁ~~~~。
思い出すなぁ~~~~~ いつかのクリスマス。
かぁ~~~~~~。
じゃあの~