こんばんちぃっす
弟が救急車で運ばれた。
あ～～～、ついに来たか。
そう思った。
次男だ。
我慢して我慢して、キレたらしい。
会社辞めたんだ。
自分は弟を知ってるから、頑張った、疲れたろ。
そう思った。
でも、自分みたいに好き勝手出来るはずもなく、
二人の子供と嫁さん。
買った家もある。
面接、面接の日々。
一次合格。
二次に通れば、３ヶ月の研修。
でも、心を傷めてた。
嫁さんに苦労かけてる・・・
娘を苦しめてる・・・
人生にはそんな時もある。
自分を追い込むな。
そう言っても聞かない。
いや、今、家族を苦しめてる・・・・
身体に以上が出だした。
手が震える。
なんでもないところで転ぶ。
口がまめってない。
自分もそんな事があったから解る。
足が重い。
そう聞いたときからヤバイと思ってた。
「あんまり動くな。お前、一生懸命なのはみんな知ってる。」
「イヤ、そういうわけにはいかん。」
「怪我するぞ。」
地元の花火大会の夜。
子供を連れて行った時、引っくり返ったらしい。
後ろに転んで、頭部を打った。
電話が入った。
頭にネット被って、まだ、血がにじんでた。
「ほら、言ったろが。」
「あ～～～、へへ」
「お前、自分の頭で打ち上げ花火か？わ～～～真っ赤。きれ～～～～い。」
嫁さんや姪っ子が笑った。
「パパ痛い痛いって、なでなでしてあげて。」
なでなでする姪っ子ちゃん。
ありがと～～～～。
パパ泣いてた。
自分まで泣きそうで・・・
帽子をさげた。
「あ、兄ちゃんから貰った帽子が血だらけになった・・・」
洗濯せ～～～や。
自分がいつもかぶってるキャスハンチング。
「それってジョーの？」
「そうばい。」
「いいね～～～。」
プレゼントしたら、相当気にいって、弟がいつも被ってから、自分がかぶれねぇ。
次男はね、いつも欲しいものも二番目だったらしい。
自分がジョーのおもちゃ買ってもらっても、弟は力石。
ほんとはジョーがよかったんやね。
姉ちゃんと一緒のもん買ってやる。弟はそう言った。
ごめんね。いつも、兄貴で・・・・
でもよ～～～そう思って我慢した事、しらねだろ？
「あんたはお兄ちゃんやから、我慢しなさい。」って知ってるか？
は～～～～、なんじゃそりゃ？？？
そう思ったもんだ。
でもさ、
ゆっくり、休めって神様がそう、させたのさ。
そうでもしないと、お前、落ち着き無いやろ？
やすめ。
動くな。
兄ちゃんにまかせろ。
お前のあんちゃんだぜ。
頼り無い言うな。
じゃあの～