私の高校の友だちの1人が、夫と友だち。県の海外研修事業というのがあって、約30年前、その研修に参加し、一緒に課題に取組み、海外に行った仲間だった。


そんな事業があったなんて、私は知らなかったけど、友だちは高校2年の夏に、夫は高校3年の夏に、研修事業に参加していた。


参加していた人は、生徒会の人が学校を代表して参加している人がほとんどだったそうで、友だちも生徒会だったので、先生から事業の紹介があったそうです。

県の事業で、(税金も投入されていたから?)格安で海外に行けるってことで、なんてお得なの、行く!行く!って感覚で友だちは参加したそうです。


夫は生徒会ではなかったが、生徒会の人たちが受験で忙しいと言って参加を断ったそうで、そこから、夫にどのように繋がったのか?分らないけど、まだ受験気分にもなっていない、高校3年生だけど、暇していた夫は参加したと話してた。



夫が病気(肺がん)で亡くなったことを、友だちに話した。夫が病気であることを知らなかった友だちは、とても驚き、哀しんだ。

そして、海外研修のメンバーと繋がっていてる人もいるので、そのメンバーで、◯◯君にお線香をあげさせてほしいとも言ってくれた。



海外研修は県の事業であるので、参加したのは県内の高校の人たちではあるが、みんな違う高校の人たちである。

そんな約30年の繋がりのある人たちが、夫にお線香をあげるために集まってくれた。


夫の話を聞いてくれたし、夫の話を話してくれた。思い出の会みたいな感じで、海外研修に参加していない私も、みんなとの会話を楽しんだ。


海外研修という繋がりで、知り合ってから約30年経っても、集まれる仲間、集まってくれる仲間がいて、夫は幸せ者だと思う。ニコニコ