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こちらは自閉っ子育児ブログです。
私うーさん
夫はじめくん
一歩(いっぽ)くん6才 年長
よろしくお願いします。
交感神経と副交感神経
原始反射統合の運動療育を始めてから
一番効果を感じているのが
自律神経が整ってきたこと
自律神経には
交感神経と副交感神経とあって
交感神経優位=活発・戦闘モード
副交感神経優位=リラックスモード
交感神経の役割
・脳血管を収縮させる→血流不足
・瞳孔の拡大、涙の分泌を抑制する→泣けない
・唾液を出づらくする→口渇、咳払い
・気管支を拡張させる→呼吸が速く浅くなる
・心拍数を増やす→寝つけない、動悸
・筋肉を緊張させる→身体が固まる
・消化を抑制する→少食、胃もたれ、未消化便
・排便・排尿を抑制する→便秘・尿が少ない
・発汗して体温調節する→汗をかきすぎる
・末梢血管を収縮させる→手足の冷え
副交感神経の役割
・脳血管を拡張
・瞳孔を収縮させる
・サラッとした唾液を出す
・気管支を収縮させる
・心拍数を減らす
・消化を促進する
・排便・排尿を促進する
常にどちらも活動していて、通常は
その時々で適宜バランスをとっている。
人間は、不安、緊張、危険を感じると
交感神経優位になり、戦闘モードになる。
ずーっと交感神経優位だと
食事や睡眠、排泄など
生命維持活動に支障が出る。
一歩くんの場合、ここ数年は
明らかに交感神経優位が強かった。
いつも何かに怯えていて
感覚防衛から攻撃してしまったり
夜も小さな物音ですぐ目を覚ました。
3才頃は特に、固まって泣くこともできず
泣き喚いて脱走してくれた方がどれだけこっちの気が楽かと思うこともあった。
泣いてないから大丈夫
というのは大きな間違いで、
涙も出ないという状態が
あるんです。
これ、先生や保育士さんは知っててほしい。
そんな一歩くんが最近は
お水やお茶をたくさん飲むようになった
→尿量・回数が増えた
外出時にも排泄できるようになった
いっぱい食べるようになった
風邪をひきにくくなった
睡眠が深くなり、中途覚醒が激減
苦手な場でも咳チックしなくなった
触覚過敏が軽減した
不安・緊張が少し和らいできた
etc.
食事、睡眠、排泄
食べる、眠る、出す
当たり前のことが当たり前にできなくて
それが当たり前みたいになっちゃってたけど
この基本的な部分が改善してくると
…
めっちゃ楽!
よく本とかで
「自閉症が漢方やアロマで改善した!」
ってやつは
「自律神経の不調が改善した」
ってことなんじゃないかな。
(個人的見解)
過緊張、場面緘黙、感覚過敏、情緒不安定
特にこのあたりで困ってる子には
効果が現れやすいんじゃないかと思う。
私が一歩くんを見てる中では
自閉症の中核症状としての
社会的コミュニケーションの問題
限定した興味と反復行動
感覚の問題
については、特性はそのままで
成長が促進してる感じがするかな
不安だからこだわる
不安だからより過敏が強くなる
という点においては
リラックスすることで過敏が軽減すれば
集団の中に居られるようになったり
受け入れられる活動の幅も広がるし
慣れないことにも取り組めるようになったり
経験するチャンスが生まれる。
これはすごく大きい。
自律神経に問題がある場合は
まず、そこを改善することで
その他の療育の効果も上がると思う。
栄養療法や原始反射統合を鼻で笑う人も
いたけど、うちはやって良かったと思う。