「細胞で会話する」 | 現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

野球・サッカーの実況歴は各1000試合以上、競馬実況数は15000レースを超えています。数多くのシビアな現場を経験してきた現役アナが「喋るスキル」を通して、貴方の才能をアッという間にパワーアップします!

ナオさんの記事 で書いていましたが、今回のワークショップは僕たちが勉強になりました!



沖縄からいらっしゃった体感覚が鋭い男性。


彼のフィードバックは、「気付きの速射砲」です!(笑)



僕は、よく「いい声していますね」とか「よく声が響きますね」と言われますが、「細胞に届く」とか「足元から響く」という表現を受けたのは初めてでした。



会話は言葉の伝達だけではなく、無意識の繋がりがあると聞きますが、加えて「細胞間の会話」もあるようです。


「何か心地いい」とか「落ち着く」というのは「細胞間の会話」が成立している時なのでしょうね。


職業柄、会話の空白は嫌なので無理やり「言葉の会話」をしようとしてしまいますが、「細胞の会話」が成立していれば「無言」でも大丈夫なのですね!


昔、何人かの方に「何か一緒にいたら落ち着く」と言われたことがありましたが、それは「細胞間の会話」が成り立っている時だったのでしょう。(ちなみに恋には発展しませんでした・・・苦笑)


表出しているものだけではなく、それ以外で通じているものも人間関係において凄く大切なものがあることに気付かせてもらいました。




もう一つは、「足元から伝える」。



これは目からウロコでした。



確かに緊張している時って、頭のてっぺんから声を出してしまいます。落ち着いている時はドッシリとお腹から・・・と思っていました。


でも、よく考えたら下半身、あるいは足元からかもしれませんね!



僕は、よく実況中に足をバタバタさせるそうです。無意識の動きなので自分では気づいていません。


若い頃は音声スタッフに、よく怒られました。バタバタがマイクに入ってしまう、って・・・。


おそらく今も、そうだと思います。僕が年取ってきたので怒られなくなりましたが・・・(笑)


全身で喋る時は、自然に身体も動くんですね。



そして、しっかり身体も精神も地面に根付いている時は、足元から相手に声が伝わっていくのでしょう!


人前で話すとき、人に伝えるとき、「下半身から言葉を伝える」という意識を持って臨んでみたいと思います。



スポーツだけでなく身体で表現することは、すべて「下半身の安定は大切!」ということですね!



火曜日は、栗東トレセン取材のために移動します。




あと業務連絡です。


今週に入って、いろいろと仕事のオファーがありまして、正直、今の人数では今後回らない状況が予想されます!


特に、競馬とサッカーの実況に興味のある方、ウチで勉強して 仕事を手伝ってくれませんでしょうか?急募な感じです・・・!




以上、スポーツアナウンサー 寺西 裕一でした。