心理カウンセラー・コーチ佐藤 由美です。
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悲しいことがあっても
傷ついたことがあっても
何も言わない、
表には出さない。
その瞬間は冷静に判断することが
オトナな反応で
「美学」
と思ってきた。
感情のままに取り乱すなんて
みっともない
恥ずかしい
くやしい
その場はそう考えて気持ちを押さえて
やり過ごしていた。
時間が経ってふと
悲しみがよみがえってきて涙が出ても、
何を今更、と泣かない美学で涙を
抑えた。
押さえているとそれが「普通」になり、
鈍感になっていった。
またか、とか
はいはい、とか
そう対処することで
起こる出来事に対して
冷静に対応できていると思っていた。
それはセンサーが鈍くさせていただけだった。
「感情を感じ切ってください」
そうお世話になっている方に言われても
どうやったらいいのか、
わからなかった。
「わかりません」
と言って、言われることをやっていった。
悲しい感情があったことに気が付いた。
「何度も泣いてあげてください」
そうお世話になっている方に言われた通り
何度も 泣きたくなって
泣いた。
悲しかったこと、
ないことにしていたこと、
悲しかったことに気付かなかったこと
今やっと気付けたこと
泣きながらあたたかな気持ちが
湧いてきた。
悲しみの感情の中にも「わたし」があった。
"悲しみの感情を感じ切る"
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佐藤由美