今年も開花を楽しませてくれた

『クレマチス・カートマニージョー』

今年は早々に剪定しました

 

 

昨年剪定したのは5月の半ば

それに比べるとずいぶん早い剪定です

理由は

 

 

開花した蔓の先から新芽がすくすく伸び始めたからです

カートマニージョーの剪定は開花した節の下まで切り戻します

つまりこの伸びている蔓も切らなくてはならない

これ以上伸ばしてしまうのはエネルギーの無駄

早々に剪定して来年の開花枝の伸長を促進し

栄養をそちらに回さなくてはなりません゜

 

 

 

蔓をオベリスクから外しました

花芽のついた節の下まで切り戻します

 

 

 

その前に

これは一番古くからある蔓ですが

この蔓には今年一つも花芽がついていなかったことが判明

昨年の剪定時にも新しい蔓が2本もあるから

切ってしまおうかどうか悩んだ蔓です

結局そのまま放置してしまいましたが、このざまでした

新しい蔓に栄養を全部持っていかれてしまったんですね

 

ということで、今年はこの蔓を根元から切ります

こうしてみると黄緑の花芽が一つもついていないのが

よく解ります

 

 

 

次に残りの2本の剪定

 

 

左の節が花芽のついた節

黄緑の青々した芽が今年開花の花芽です

この節からもう花芽が出ることはありません

剪定はこの花芽の下のよさそうな場所で行います

 

そのすぐ下の節に小さな緑の芽が出始めているのか

わかるでしょうか?

 

 

 

ここです。

せっかく芽が出始めているのですから

ここで剪定することにします

切るのは節と節の中間点くらい

 

 

 

そんな感じで剪定した姿がこちら

金子先生は地際付近で切ってもいいよとおっしゃっていましたが

万万が一のことを考えて

上記の通り、芽の出そうな箇所での剪定となりました

それでも剪定前と比べるとかなりすっきりしました

 

しばらく様子を見て

もう少し下から芽が出るようなら

またその位置で剪定をすることとします

 

昨年までどの程度まで剪定していたかがわかる画像がこちら

 

 

画像中央付近の蔓の端が今回地際から剪定した箇所

赤丸が一年目、青丸が二年目

そして黄丸が三年目の剪定箇所です

それぞれかなり地際で剪定しているのが解ると思います

 

カートマニージョーは多分剪定しなくても来年以降も花はつきます

今回のように開花した蔓の先から新芽が伸びることもあるし

また花芽が出なかった節から新芽が伸びることもあります

要は今年伸びた新芽に来年花が咲くわけですから

 

でもそれだと花がつかない無駄な部分を大量に残すことになり

栄養配分が非効率だし

また仕立てるのにも不格好になります

できれば上から下までびっしり花がついた姿を見たいですよね

その為には適切な剪定は必要不可欠なのだと思います

 

 

今年の開花の様子