私30歳

夫39歳

息子1歳2ヶ月



YouTubeを漁っていたらたまたま流れてきた動画

『愛してるよカズ』




続きがあり、全部で3つの動画があります。




小児がんと診断され

闘病しているリアルドキュメンタリーです。



カズくんこと光武上総くんは

1999年3月29日に生まれました。


2001年6月、2歳のときに

横紋筋肉腫(RMS)小児ガンと診断され

手術し摘出します。


2003年12月 4歳 再発、摘出


2005年12月 6歳 再発、摘出


2006年1月  6歳 骨髄異形成症候群(MSD)発症


余命2ヶ月と診断される



2006年12月9日 7歳

腫瘍融解症候群(MSD)により死亡




わずか7歳10ヶ月で天国に旅立った

カズくんの物語です。





YouTubeは余命2ヶ月と宣告されたあとの

ところから始まります。



リョウさんこと、カズくんのお母さんは

カズくんにやりたいことをやらせて

残りの時間を

カズくんらしく生きて思い出を作ろうとしています。



リョウさん(お母さん)は

カズくんの前では泣かないと決めていて

絶対に笑顔を見せています。

明るくて、強い人だと思いました。


もし私が同じ立場にあったら

メソメソして泣いてばかりいると思います。


そしてなんで自分が…と文句ばっかり言ってると思います。


リョウさん(お母さん)は決して愚痴をこぼさず

今置かれてる立場でどれだけ楽しめるかを考えて

カズくんに愛情を注いで

カズくんを楽しませています。



カズくんは

クレヨンしんちゃんが大好きで

喋り方もしんちゃんそっくりです爆笑


カズくんの底抜けの明るさは

リョウさんから来てるんだろうな〜と容易に想像できました。




抗がん剤治療を幼少期から受けている影響で

身長も小さく髪の毛もホワホワなカズくん。



そして抗がん剤治療の影響で骨髄が侵され、

正常な血液が作れなくなり

白血病を併発。


さらに度重なる治療により腎臓の機能が低下してしまい、骨髄移植も受けられなくなります。


ほぼ打つ手なし。



このまま積極的な治療をしても

助かる見込みはほとんどない。




こんな状況で親として

積極的治療をする、しないの判断ほど

難しいことはないなと思いました。




カズくんは全身にがんが転移し

痛みを伴い呼吸もままならず

最終的に意識が朦朧とします。





その中で

最後にリョウさんがどうしても

伝えたいこと 何度も伝えてきたこと


『愛してるよカズ』と耳もとで言います。



そしたらカズくんは朦朧とした意識の中で

『お…もぉ…』  『おれもぉ…』

と応えます。



何度もリョウさんが愛してるよと伝えてきたから

こんな状況でも応えることができるんですよね。



ここのやりとりは涙腺崩壊します。




カズくんはその数時間後に危篤になります。


その時に初めてリョウさんが

涙を見せます。


必死に 『カズー!カズー!うわぁぁぁ』と

泣くシーンは辛すぎました。




主治医が心臓マッサージをしても

カズくんの心臓は弱まるばかり。



リョウさんは最期に抱っこさせてと言い

リョウさんの腕の中でカズくんは息を引き取りました。





それと生まれ変わるかのように

リョウさんのお腹の中の子が誕生します。

(リョウさんは臨月でした)



これはカズくんがお腹の子に

リョウさんが寂しがらないように

諭したのでしょうか。





心を鷲掴みされるそんなドキュメンタリーで

1週間くらい余韻があり

毎日狂ったようにおんなじ動画をみて

泣いて寝て 翌朝目が腫れています。




何気ない毎日を大切にしよう


そして 自分にできる精一杯を生きようと


カズくんから教えてもらいました。





本もあるので読みました。

リョウさんの手記です。


YouTubeにはない、

カズくんが生まれてきてからのことや

知的障害のことや

妹のことなどが書かれていて

母の苦悩が見えました。

こちらも号泣。