朝起きて

顔を合わせるなり

主人が

「誕生日おめでとう」

と言ってくれた。



私には友達がほぼいないので

リアルに「おめでとう」を

言ってくれるのは家族だけだ。



年齢を重ねた人たちが

友達といるのが一番楽しい、

友達は人生の宝だ、

と言うのをよく耳にするし


高齢になってからの生活を

心身共に元気で充実したものにするために

友達をつくることを奨励する声も

よく聞かれる。


今は

積極的に友達をつくろうとは

思わない私でも

もっと年齢を重ねたら

友達がほしいと思うのだろうか。



そんなことを

つらつら考えながらも


洗濯、買い物、犬の散歩など

ちゃっちゃとこなしていかないと

時間はどんどん過ぎていく。


洗濯ものやリクエスト品を

病院に届けるという項目が加わった

のが今の我が家の日常だ。



そんな日常の中

今日は誕生日なので

ひとつ自分にプレゼントをした。


息子の病院に行くまでに2時間ほど

アロママッサージを受けるのだ。


物は何もほしくはないが

ひたすらリラックスして

凝り固まった体をほぐしたかった。


今の私にぴったりの香りを選んでもらい

ゆっくりマッサージしてもらったら

あまりに気持ちよくて寝てしまった。


最近、熟睡できてなかったからな。。。



久々に軽くなった体で

さぁ次は病院に行かないと、

とサロンをあとにした。




我が家では

息子が入院してから毎晩

家族でビデオ通話するのが日課になった。

それと

以前はほとんど使わなかった

家族LINEで頻繁にやりとりするようになった。


家で交わしていた日常会話を

LINEでやるようになった感じだ。


この日も朝からいつも通り

やりとりする中で


主人が

「今日は何の日ですか?」

と質問した。


誰もLINEで

おめでとう、を言わないので

私のことを気遣ってくれたのだ。



息子が

「それ電話で言うわ、まず声で言いたい」

と返していた。



やっぱり

誕生日はうれしい日だった。