晴天の霹靂。


この言葉をリアルな会話で使われたのは

人生ではじめてかもしれない。


「晴天の霹靂かもしれませんが」


私と息子を眼前にした医師は

そう前置きして続けた。


「息子さんは急性白血病と思われます」



あぁきたか。


病名を聞いたときの正直な感想だ。


怒りでもなく驚きでもなく

もちろん絶望でもなく。


ここにきて自分の息子が白血病、とは。

ほんとに思いもよらぬことが起きる

のが人生というものなのだ、

と妙に他人事のように思ったことを

覚えている。


息子は19歳。

大学2回生。


急性骨髄性白血病になり現在闘病中。


息子のことを記録しておきたいのと

息子が発病してからのさまざまな場面で

私自身の心が感じたことに

(私ってこんなこと思う人間だったんだ)

と我ながら興味深く思うことがあり

そのひとつひとつを書きとめておこう

と思いブログをはじめることにしました。