私が保有する銘柄のうち、食品セクターのコア銘柄は、
マコーミック(MKC)
です。
数年前に購入してから、長期保有をしています。
今回、2019年第4四半期の決算発表(2020年1月28日)がありましたので、内容をチェックします。
結果は、
いまいち、
でした。
売り上げ、一株利益共に、市場予想に届かず、決算発表後、株価は約4%ほど、下落しました。
【4Q結果】
〇売り上げ : 14.8B USD/予想 15.1B USD
〇一株利益 : 1.61 USD/予想 1.63 USD
売り上げは、昨年比+1%ほどですが、一株利益は、-3.6%と、マイナス成長です。
マコーミック(MKC)は、元々、決算発表結果も、大きくを予想を超えてくるような企業ではないので、ぱっとしない結果も、まぁありかな、という気はしますが、やはり、いまいちな結果、と言わざるを得ません。
更に、悪いニュースとしては、ローレンス・カージウスCEOが、
「コロナウィルスの影響で、中国の今後の売り上げに、悪い影響がありそうだよ」
と、コメントしました。
2021年の第1四半期に、影響が出そうとのこと。
中国に3拠点の工場もありますし、影響は確かに出そうですね。
それにしても、随分早くに、コメント出したなーと、感じました。
事態が深刻になった後から、悪い情報を出すのではなく、こういう悪い情報は早い段階で言ってしまう、というのは一つの戦略なのでしょう。
良い面を見てみると、
119M USDのコスト削減に成功
2020年の売り上げの伸びは、2-4%と予想
配当は、34年連続増配中
という点があります。
さぁ、どう判断しましょうか?
マコーミック(MKC)は、良くも悪くも、市場全体の動きと、全く逆方向に株価が動くことが多い、と感じています。
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単純に考えると、これから、世界の人口はどんどん増えていくので、それに伴い、食べるものも増え、スパイスの使用量も増えるでしょう。
超長期で考えれば、今回の下げは、よい仕込み時になるのかもしれませんが、まだまだ、ウィルスの影響などで、株価が低迷し、更に大きく下落することも考えられます。
急がずに、タイミングを見ながら、押し目買いでホールドを続けることにします