ここ最近、監修のお仕事をよくいただきます。
内心、いや、いくら何でも多すぎだろ…と思っている獣医師youです。
登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
：このブログの筆者です。虫歯の治療をしたら知覚過敏に。
獣医師免許をフルに有効活用したいと思っている。
それ、仕事しているだけではというツッコミは無しで。
：動物看護師長。おたアヒドグーのママ。週５日出勤に昇格（降格
）
愛玩動物看護師という資格を(面白く)有効活用する方法、教えてください。
：おたま。５歳半児。勝ちにこだわるが、わざと負けるという技も習得。
：アヒル先生。3歳児。座右の銘は「他力本願」
：ドグーさん。マザコンofマザコン。1歳半。座右の銘は「漁夫の利」
：妖怪「クレヨンくれよん」
お絵描きが好きだが、クレヨン派。クレヨンをくれと言ってまわる妖怪。
：色々と訳があってここに集まってしまった動物たち。
：妖怪「ゲロンチョ」
気付いたら隣にいて、突然吐く妖怪。元は自宅警備猫の「つみれ」
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仕事って重なるものです。
忙しい時に限って、たくさんお仕事いただきます。
お仕事いただけるなんて、嬉しい限りです
という社畜根性丸出しで生きてきたので、断り方がわからなくなっている状態です。
今抱えている監修のお仕事 15件。
どうすんだ、これ。
とりあえず今夜はゲームしよ。
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血を吐いたらほとんどの人が慌てるものです。
人間、赤いものを見るとパニックになるのですよ。
でも、この記事を全部読んだ方は落ち着いて対処できるようになるはず。
ここまでのお話
【症状から考えるシリーズ】血を吐いた…パニックになる前に考えること①
【症状から考えるシリーズ】血を吐いた…パニックになる前に考えること②
で、結局どこから出血しているのよ
と思った方、おおまかになら区別することができます。
ある程度の特徴があるので。
なお、どんな病気で出血しているのかまでは、自宅でわかることは難しいかもしれません。
○出血している場所
口から血が出るという事は、以下の部位からの出血が考えられます。
・肺
・気管支
・口の中
・のど
・食道
・胃
・十二指腸
ですね。
特に、
肺や気管支といった呼吸器系からの出血で、咳とともに血を吐く場合を喀血（かっけつ）
これに対して
口〜十二指腸などの消化管からの血を吐く場合を吐血（とけつ）
と言います。
○喀血(かっけつ)
喀血は呼吸器系からの出血でしたね。
これには、
・吐き出した血液は鮮やかな紅色
・泡が混じっていることが多々ある
といった特徴があります。
なお、猫の咳は犬に比べてとてもわかりにくく、吐き出してもすぐ飲み込んでしまうことが多いです。
そのため、猫の喀血に気付けることは稀だといえます
○喀血(かっけつ)の原因
様々な原因が考えられます。
・異物が気管内に入った
・交通事故やケンカにより気管や肺が傷ついた
・呼吸器系や心臓の腫瘍
・血液系の病気（出血しやすくなる病気など）
何だか難しそうな内容ですね。
これらを区別していくのもなかなか大変なのですが…。
つまり、喀血はあまり良いことがないんです。
○吐血(とけつ)
吐血は消化器系からの出血です。
出血している部位によって色が違うことがあります。
・口や喉などの上部消化管からの出血→赤っぽい
・胃や十二指腸からの出血→黒っぽい「ことがある」＋黒い便が出ることがある
といった具合です。
胃や十二指腸からの出血でも赤っぽかったりピンクだったりする事はあるので、色だけで完全に区別する事は難しいものです。
○吐血(とけつ)の原因
こちらも喀血と似たような原因となります。
・歯周病などで口の中が傷ついている
・異物を飲み込んだなどで、胃や食道が傷ついている
・消化器系の腫瘍
・血液系の病気（出血しやすくなる病気など）
異物や歯周病は気をつければなんとかなりますが、腫瘍は気をつけようがないんですよね
定期的に健康診断受けてても見つけにくいことがあります。
『時間が無い方はここを読めば大体OK
のコーナー』
・呼吸器系が原因で血を吐いたら喀血（かっけつ）、消化器系が原因なら吐血（とけつ）という
・喀血は鮮やかな紅色で、泡が混ざっていることがある
・吐血は出血部位によって色が違うことがある＋黒色便が出ることも
・どちらも、異物や腫瘍、事故などで臓器が傷つくと起こる現象
これで大体完璧ですね
いや、血を吐くって人間ではそんなにない事ですからびっくりしちゃいますよね。
動物でもすごい多いわけではないですが、そもそも嘔吐しやすい生き物なのでそれで食道が傷ついて吐血…なんてパターンは割とあるかなと思っています
…みんなそのパターンなら良いんですけどね。
腫瘍とかが隠れているから怖いんですよ。
最後まで読んでくれてありがとうございます
では、また来週
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知らなきゃよかった生き物の不思議のコーナー
「アブラムシは生まれた時から○○○している」
そう、またアブラムシの話です。
不思議な生き物なんです。
人間では考えられないシステムで個体を増やしています。
なんと、アブラムシは生まれたときには妊娠しているとのこと。
確かに生き物である以上、ある程度は妊娠期間というものがありますので、早く妊娠していればその分出産も早い＝増殖効率が高くなるわけですね。
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）
「日々、全てのことに気を遣って動いてくれればいi…」
ガッシャーン！「ああっっ！
」「・・・ダメだこりゃ。」ガッシャーン！「あー！」「お前もかッ！」
