以前はたくさんのコメントありがとうございました。
おコメントが多いぞ
と思いきや、ほとんどが妻さんへのアドバイスで嫉妬した獣医師youです。
おでんやらハンバーグやらなんだか賑やかになりそうで嬉しいです。
登場人物紹介◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
;このブログの筆者。小動物のお医者さん。
色々な動物を診察できるようになりたいです。
「診察できる」とは…?「できる」ってどこまでいったら言っていいのか。
少々面倒くさい思考の持ち主。
;動物看護師長。おたまちゃんのママ。ついでに獣医師youの奥様。
食欲モンスターA。
1つしかないものは半分こ…
だとたまにブチギレるので、探りを入れながら食べる必要がある。
好き度が高いものは2/3、もしくは一口だけ食べて献上するのがベター。
;1歳半検診を受けてきた系児童。おたまちゃん。
食欲モンスターB。
ラーメンを食べにいくなら汁無しのものを頼まないと危険。
「おい、汁が残ってるじゃねーか。。」とお店で発狂する。
;二匹の猫。つみれ(三毛)・うなぎ(白黒の八割れ)と呼ばれます。
(うなぎ)食欲モンスターC。(つみれ)美食家。
モンスターは他人(猫)が吐いたものでも平気で食べる。
片付ける手間が省けて良い、と考えることにしています。
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先日、ネットの海をフラフラさまよっていたらとんでもないワードを発見。
「平成一桁生まれというおばさん」
…
動物病院は大体が平成一桁生まれが回しているというのに。
恐ろしいことを言う人もいるもんです。
ただ、その脇に小さく書いてあった
「昭和生まれは、おじさんおばさんよわばりされるだけでもありがたいと思った方がいいよ」と従兄弟の小学生に言われた…という話は忘れられません。
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前回に引き続き、
イヌのドライアイ
についてお話しさせていただきます。
先週、涙の層とは何かについてわかったと思うので、どうやって診断・治療していくのかを一緒に考えてみましょう♪(´ε` )
前回を読んでから見ることをオススメしますよ〜〜
【イヌ】放置はダメ。ゼッタイ。ドライアイ(乾性角結膜炎)。②
https://ameblo.jp/you-juisi/entry-12550675530.html
○検査をするその前に…
お薬による副作用や感染性(ジステンパーウイルス感染症)・内分泌性(甲状腺の病気とかですね)と言った原因が無いか考えてみます。
これまでの治療内容や飼い主さんのお話からこれらが疑われるようであれば、次に書いてある検査に加えて、全身の検査も必要になってくる可能性があります。
○ドライアイの検査
さて、どんなことをすると思いますか
涙の量を測る…だけでは無いんですね。
様々な原因が考えられるからこそ、ちょっと手間がかかります。
・シルマーティアーテスト(略してSTTですね)
涙の量を測定する検査です。
下のまぶたに涙を吸い取る紙をはさみます。
1分間にどれだけ吸い取れたかを調べる検査です。
簡単な検査なんですが、1分間目の中に紙をはさんでジッとしていられるかどうかはまた別の話…
・スリットランプ検査
眼に光を当てて、眼の構造をよーーーーく観察する検査です 笑
分泌腺はおかしな形をしていないか。さかさまつ毛は無いか。
原因を調べるには大切なことなんです。
(正直、外から見ていると光を当てているだけなので、非常に料金を説明しにくい検査です)
・フルオレセイン検査
眼の表面(角膜)に傷はないか調べる検査です。
眼の形や神経的な問題で瞬きがちゃんとできない場合、眼の中央部に水分が行き渡らないため、乾燥して傷がついてしまいます。
傷は放っておくと眼の負担になるので、初めのうちに見つけておかないといけません。
○治療に入りましょう
原因がわかったら(わからなくても)治療を考えなくてはいけません。
原因によって治療は異なります。
わからない場合には対症療法(涙が少ないので、涙の成分を足してあげる…とか。)や診断的治療(治療をやってみて、効果があったものから病気を考える)を行うことになります。
・水層欠乏の改善(水層が何かは前回のお話を参考にしてください)
イヌのドライアイの原因として一番多いのが、免疫介在性。
なので、免疫抑制薬を局所的に使います。
自身の免疫によりやられてしまった涙の分泌腺が残っていればいるほど治療効果は高くなります。
だから早めの治療が必要なんですね
・乾燥から眼を守る
眼を保湿するための点眼薬を使います。
・感染を制御する
涙層が減ると、菌に感染しやすくなります。
その場合は抗菌薬を使います。
・粘液層の改善(粘液層が何かh…以下略)
重度のドライアイの場合はこの治療も行います。
ムチンをたくさん作ってもらう点眼薬です。
・脂質層の改善(脂質層が…ry)
脂質層をつくっている分泌腺(マイボーム腺)に問題がある場合に行います。
眼を温めてマッサージしたり、ステロイド入りの軟膏を塗ったりします。
ということで、前回の話を読んでいないと理解しにくい内容でした
難しい内容になってしまいました。
人ではどんな治療をしているのかちょっと調べてみたら、「涙の出口をプラグで塞いでしまう」なんてものもありました
早めに見つけて、視力が低下してしまう前になんとかしてあげたい病気です
では、また来週
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“勝手にイヌコラム”
Q;お散歩コースはどうやって選べばいい
A;①できるだけ車の通りが少ないところ
②土が露出していたり、アスファルトだったり感触の違う道
③小さな子どもが少ないところ
が良いですかねぇ…③は性格によるところかと思います。
お互いに事故を起こさず、嫌な思いをしないところがいいですね。
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余談、
今年も獣医師youのブログをどうぞよろしくお願い致します
今年は東京オリンピックイヤー!
色の濃い1年になりそうですね
皆さまにとって笑顔に溢れた幸せな1年になりますように!
私妻さんは獣医師youに優しくなれるよう頑張ります!!
今週はここまで!
最後まで読んで頂きありがとうございます!
また来週