それを言ってきた大人は今でも覚えているくらいには嫌いでした。
そもそも、
「何でこんなことしたんだ!!」
「これこれこういうわけで……」
「言い訳するなッ!!!」
って、これ文脈成立しないでしょ。苦笑
何でって聞いたじゃん。。。
そういう人でも大人になれば人を指導する立場になれるんだなぁ。
って、子供ながらに冷めた思考でその人を眺めていました。
大人と呼ばれる立場に回った今。
僕は指導者としての顔を持つようになりました。
もちろん、叱ることもあります。
その時に、
「でも」
「だって」
と言いかけて言葉を飲み込む子が多い。
よく「教育」されているのでしょう。
大人に都合の良いように「教育」されているのでしょう。
でも、僕はその先が聞きたい。
どんなことを考えてこのような行動を取ったのか。
何が不満でこんなことをしたのか。
そこを汲み取らずに悪いと決めつけ、徒らに反省を促す行為を僕は「教育」と呼びたくありません。
言い訳はしなさい。
大いにしなさい。
叱られるのにも理由があるのです。
しかし、子供たちに視えている世界と大人たちが視ている世界は違う。
もしかしたら、真っ当な理由があるのかも知れない。
大人たちには思いつかないような、面白い発想が隠れているかも知れない。
そこを汲み取ってあげるのが「教育」だと僕は考えます。
もちろん、おかしな理由だったら、それはきっちり叩き潰します。笑
ちゃんと納得してもらえるまで、誠心誠意、全力でへし折ります。
本当にかわいそうなのは、叱ったときに「ごめんなさい」を繰り返す機械のようになってしまう子。
こういう子を増やしてはいけない。
大人の責任です。