どんどん投下してきまっせ~~~
終わりが見えてきたので、もう少しだけお付き合いをw
では、続きを
翔が入院して半年過ぎた頃
癌の進行具合の検査をした。
前節でも述べた通り、当初の治療方針は
薬で細胞を小さくして、小さくなった癌を
切り取るといったものだった。
が、中々細胞は小さくならなかった
そして検査の結果がでる
ここで恐れていた事が現実となった
癌は、多少小さくなったものの
皮膚を通りこして、骨にまで浸食を始めていた
これが意味するもの
これ以上の転位を抑える為
「足の切除だ
僕は翔からこの話を聞いた
」
「つうわけで、俺片足無くなるんだってっよ」
「・・・そうか」
僕はこれ以上の言葉が見つからない
なんて声を掛けてやればいいか分からなかった。
17歳が受け入れる現実としては、とても重いものだろう
「オカンとか泣き始めるし、ほんと困ったわww」
「でもな?俺自身はさ?実はある程度覚悟出来たんだよね
自分の体だし良く分かる。」
「笑っちゃうよな?治ってくるどころか、感覚が無くなってくんだぜ」
僕は黙って聞いているしか無かった
そこから話はトントンに進み、左足切除の手術が行われた
僕が翔と会えるようになったのは、手術から
1週間程してからだった
いつも通り接しよう
笑って「よぉ!」って声掛けよう
心にそう思いながら翔の病室に入った
「お~来てくれたんかゆぅ!」
「おっす!俺様が足を運んでやったぜぇw」
そういった次の瞬間、翔の足が目に入った
本来そこにあるべきハズのものが無い
TVでは何度か目にした事はあったかもしれないが
親友のその様は、衝撃的だった
僕の記憶の中の翔は、運動神経の良い男だ
足が速く、体操が得意で何でも出来るヤツ
それが、この姿はどうだろう
運動どころか、歩く事さえままならないだろう
昔からよく知っているせいか
今の翔を目の当たりにした瞬間涙がこぼれそうになった
「無くなっちった・・はは」
僕がここで泣いちゃいけない!
そう強く思って、やっとの思いで堪えた
「なんか、あるべきハズのものが無いって変な感覚だよ」
「そりゃぁそうだろ」
「でも覚悟もしてた事だし、無いもんは無いから」
「・・・まだ入院長いんか?」
「とりあえず今月は様子みて
平気そうだったら、一時帰宅出来るみたいだ」
「お~良かったな!俺も車買ったから
どっか連れてってやるよ!」
「男同士でドライブとか・・・
俺らって悲しいなww」
「うっせ~有難く思えww」
翔はまるで笑い話のように笑顔で話す
それが、一生懸命強がっているように見えて
僕は胸が張り裂けそうになった
体の一部が無くなるなんて
そんな簡単に受け入れられる事実じゃない
この日は、足の事にはそれから触れず
バカ話をして病院を後にした
病院の帰り、一筋の涙が流れた
これから先走り回ったりヤンチャな翔は二度と見れない
なんで翔が・・・
そんな事ばかり頭を巡った
ハタチまで~新たな一歩編~へ続く